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帰國パンダ「明浜」の誕生日を祝いに広西を訪れた日本の「パンダファン」

人民網日本語版 2019年12月24日16:46

嬉しくてたまらないといった様子で串刺しされたエサを頬張り、「特製火鍋」で誕生日を祝ってもらった帰國パンダの「明浜」(撮影?林馨)。

日本で生まれ中國に帰國したジャイアントパンダ「明浜(メイヒン)」は広西壯(チワン)族自治區の柳州市動物園で23日、嬉しくてたまらないといった様子で串刺しされたエサを頬張り、「特製火鍋」で誕生日を祝ってもらっていた。日本からはるばるやって來た「パンダファン」の田中明美さんはその可愛い姿をカメラに収めようと、ひっきりなしにシャッターを切っていた。中國新聞網が伝えた。

成都パンダ繁育研究基地と和歌山県の白浜アドベンチャーワールドは1994年、初のパンダ國際協力繁殖計畫を始動させ、成都パンダ基地のジャイアントパンダ「梅梅(メイメイ)」と「永明(エイメイ)」の2頭が日本にやって來た。そしてこの時から、中日國際繁殖育成協力の成果となる「浜ファミリー」の繁栄がスタートした。

2006年12月23日、「梅梅」と「永明」の間に雙子のパンダ、「明浜(メイヒン)」と「愛浜(アイヒン)」が誕生し、「明浜」と「愛浜」は2012年12月に中國へ帰國した。

柳州に引っ越して7年経った「明浜」は、13歳の誕生日を迎えた。

明浜の13歳の誕生日を祝って、竹製のかごやざると竹筒を使って數段重ねになった火鍋のような入れ物を作り、トウモロコシの蒸しパンや、リンゴなどのエサを串に刺して火鍋の具のようにしたエサを準備した柳州動物園(撮影?林馨)。

「明浜」の成長は、日本の「パンダファン」たちの注目を常に集めてきた。田中明美さんが「明浜」の誕生日を祝うために日本から柳州を訪れたのは、今回で2度目という。「2011年に白浜アドベンチャーワールドで初めてジャイアントパンダを目にした。それが『明浜』だった。私はたちまちパンダの可愛い仕草に魅了され、その時から大のパンダファンになった」と田中さん。

パンダのことをさらに深く理解するために、田中さんは毎月のように、パンダに會うために中國各地を訪れた。「今年に入り、パンダの誕生會に40回參加した。パンダを通じて、中國人の友人がたくさんできた。中國人はとても親切で、いつも助けてもらっている」と彼女は続けた。

パンダ保護活動の一助として、田中さんは、「傲傲(アオアオ)」や「蘇珊(スーシャン)」などパンダ4頭の養育費として10萬円を寄付した。

柳州市動物園宣伝?教育部の趙嘉亮部長は、「13歳になった『明浜』は、人間でいえば、不惑の年となった。園では、毎年異なったテーマで誕生會を開いている。『明浜』が各年の誕生會で違った想い出を持ってほしいと願っている。さらに、このようなイベントを通じて、より多くの青少年にパンダ愛護や動物保護について知ってほしいと期待している」と話した。(編集KM)

「人民網日本語版」2019年12月24日

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