2018年に中日韓サミットが東京で再び開催されて以來、両國が中日関係の積極的な改善を誠意をもって促進する中、両國関係には著実な改善と発展の勢いが生じている。だが、2012年に釣魚島(日本名?尖閣諸島)の領有権問題の激化によって一度悪化した中日関係は「三尺もの厚い氷は一日の寒さでできたものではない」であると言える。現(xiàn)在、中日関係は谷底から抜け出したとは言え、全面的な改善にはまだ時間が必要だ。(文:朱鋒?南京大學國際関係研究院院長。環(huán)球時報掲載)
現(xiàn)在、世界政治?経済には「過去百年なかった大きな情勢変動」が生じている。自由主義國際秩序は分斷され、貿易面の一國主義、保護主義、覇権主義が再び頭をもたげ、グローバルな産業(yè)チェーンとバリューチェーンは「斷裂」の危険性に直面し、産業(yè)革命4.0は世界的規(guī)模で不確定性を抱え、世界の気候変動と環(huán)境は悪化傾向に直面するなど、世界は再び十字路に差し掛かっている。この新たな「大きな情勢変動」の中で、中日両國は身を外に置くことができないだけでなく、世界第2、第3の経済大國として協(xié)力を強化して共に責任を擔えるか否かが、両國民の將來の幸福、世界の利益構造における両國の地位に実質的で重大な影響をもたらす。現(xiàn)在すでに歴史は中日両國を未來の世界の発展?繁栄?平和のために深く手を攜えて協(xié)力する必要のある正念場に立たせている。