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中國コンビニブランド全時 94店舗をローソンに譲渡

人民網(wǎng)日本語版 2019年02月26日10:59

中國コンビニブランドの全時便利店は、各エリアの店舗が次々にオーナーを変え、かつては1萬店出店計畫を唱えていたが終著點(diǎn)に向かうことになった。全時の華東エリア、重慶エリアの店舗を引き継いだローソン中國法人も、2025年までに規(guī)模を1萬店に拡大する計畫を打ち出している。ローソン(中國)投資有限公司の張晟取締役副社長は取材に答える中で、「今年1月に全時便利店の華東?重慶両エリアの94店舗を受け継いだ。看板の掛け替え作業(yè)は昨年から始まっており、今年3月にすべて完了する見込みだ」と述べた。「北京商報」が伝えた。

▽引き継ぎは買収ではない

張氏は、「18年末と19年初めにローソンと全時が接觸し、それからごくわずかの間に協(xié)力の合意を達(dá)成した。この接觸は雙方が希望したことで、當(dāng)時の全時と私たちの接觸では華東と重慶の両エリアの店舗のことを話し合っただけで、他の都市については話題に上らなかった」とした上で、「戦略的相互補(bǔ)完性を踏まえ、ローソンは今回は全時の華東と重慶の94店舗を引き継いだだけであり、これは決して買収ではない」と強(qiáng)調(diào)した。

小売産業(yè)の関係者は、「現(xiàn)在のところ、ローソンの今回の取引は店舗資源が取引の主體であり、合併買収(M&A)にはあたらないし、従來型の買収とも違い、店舗の譲渡という言い方がより正確だろう。資本関係はないし、株式保有の関係もなく、チームの受け入れもないし、ましてや債券や債務(wù)の引き継ぎもない。これでM&Aと言えるわけがない」と説明する。

新たに94店舗が増えたローソンは総店舗數(shù)がわずかの間に急増したことになる。19年1月18日、ローソン中國法人は店舗數(shù)が2千店を突破したと発表。このうち華東市場は1番目に大きな地域市場で、上海市、浙江省、江蘇省だけで1220店舗を數(shù)える。重慶市には207店舗あり、全體の1割以上を占める。ローソン中國法人が同時に明らかにした短期的発展目標(biāo)は、「中國で上海、重慶、大連、北京の4つの子會社が蓄積してきたブランド力と営業(yè)経験を引き続き活用して、直営店モデルや地域のフランチャイズモデルを今後も拡大する。20年までに店舗規(guī)模を3千店に増やし、重慶では今年新たに60店を開店する」というものだ。

▽全時がカーテンコール

全時は北京での最盛期には400近い店舗を構(gòu)え、店舗數(shù)最多のコンビニのトップブランドになったこともある。だが現(xiàn)在、半年以上続く「身売り」のうわさの中、店舗の3分の1近くが閉店し、業(yè)界の最下位に後退した。

全時の持ち株関係には変化が起きたが、現(xiàn)在の狀況をみると、北京、天津、成都の3エリアでは引き続き「全時便利店」の店舗名を使用している。

小売産業(yè)アナリストの説明によると、「こうしたことから全時の北京市場での価値が新たな株主に認(rèn)知され、ブランド効果がなお存在することがわかるが、店舗引き継ぎ後にどのように計畫を立て、運(yùn)営を行うか、しばらく様子をみる必要がある」という。天眼査によると、「現(xiàn)在も全時の親會社は北京全時聯(lián)盟便利店有限公司で、法人の代表者は全時の創(chuàng)業(yè)者?関広雨氏だ」という。

全時は11年に創(chuàng)業(yè)し、17年11月に「100都市100萬店計畫」を打ち出して100億元(約1653億円)を投資し、5年で100都市に進(jìn)出した。しかし、こうした実現(xiàn)できるのかどうかわからない壯大な計畫は風(fēng)と共に消え去り、各都市の店舗の新たな「落ち著き先」が徐々に明らかになるにつれ、起伏に富んだ身売りのうわさもついにやんだ。かつて「セブンイレブンに最も近い中國現(xiàn)地コンビニ」と呼ばれた全時便利店は、今、カーテンコールを終えて新たな道のりを踏み出している。(編集KS)

「人民網(wǎng)日本語版」2019年2月26日

  

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