習(xí)近平総書記は改革開放40周年祝賀大會(huì)で「われわれは開かれた、透明で包摂?shù)膜姆遣顒e的な多角的貿(mào)易體制を支持し、貿(mào)易と投資の自由化及び円滑化を促進(jìn)し、経済のグローバル化のより開放的?包摂?shù)膜恰ⅳⅳ蓼亭鲪{をもたらす、均衡的かつウィンウィンの方向への発展を後押しする必要がある」と強(qiáng)調(diào)し、中國の一層の対外開放拡大の方向性を指し示した。（文：薛力?中國社會(huì)科學(xué)院世界経済?政治研究所研究員。人民日報(bào)掲載）

世界を見ると、経済のグローバル化は近年「渦巻き」に遭遇している。歴史的には歐州の対外拡張と産業(yè)革命が初期の経済グローバル化の二大原動(dòng)力と見なされ、國際的な産業(yè)分業(yè)を促進(jìn)した。特に冷戦後、米國主導(dǎo)の國際市場體制が世界に深い影響を與え、國際的な産業(yè)分業(yè)が急速に進(jìn)行した。その結(jié)果、先進(jìn)國が圧倒的多數(shù)の産業(yè)のハイエンドを獨(dú)占し、ローエンドは途上國へとシフトし、ミドルレンジは先進(jìn)國と途上國に分散した。こうしたグローバル化の趨勢は全體として世界の福利水準(zhǔn)を押し上げたが、先進(jìn)國の産業(yè)空洞化も加速し、一部の労働者を「グローバル化の被害者」にした。彼らの訴えが、先進(jìn)國の反グローバリズム思想を支えている。

途上國を見ると、世界の経済成長への寄與率が次第に高まっている。新興國に代表される途上國は経済グローバル化の受益者であり、グローバル産業(yè)チェーンにおける地位をさらに高めることを望んでいる。このため、経済グローバル化のさらに質(zhì)が高く均衡的な方向への発展を支持している。また、先進(jìn)國の比較優(yōu)位はやはり産業(yè)チェーンのハイエンドに集中し、これが國民総生産（GNP）の大部分に寄與してもいる。こうした分野の従業(yè)員、各種機(jī)関の中上層部及び末端の一部は、依然として経済グローバル化を揺るぎなく支持している。従って、より長期的な視點(diǎn)で見ると、一部先進(jìn)國に生じている反グローバリズム思想は局部的、一面的であり、支流だ。

経済グローバル化の大きな潮流の中で、中國経済は數(shù)十年間急成長を維持し、世界第2の経済大國となった。この成果は、中國のような人口大國は対外開放を拡大し続け、グローバルな競爭に積極的に參加して初めて、大きな発展の活力を引き出すことができることを示している。

現(xiàn)在、中國経済の成長は內(nèi)外両面で試練に直面している。國內(nèi)的には、人件費(fèi)が上昇し、環(huán)境圧力が大きく、投資牽引型経済はボトルネックを抱えている。こうした中、中國は粗放な経済成長モデルの転換を加速するべきだ。そのための措置としては▽戸籍制度改革を通じて都市化を促進(jìn)し、消費(fèi)需要を刺激する▽職業(yè)教育制度の改革を進(jìn)めて、製造業(yè)の高度化を支える▽科學(xué)技術(shù)革新を通じて世界的競爭優(yōu)位産業(yè)を育成することで、グローバル産業(yè)チェーンにおける中國の地位を高める――などが挙げられる。

國際的には、世界経済の成長鈍化、保護(hù)貿(mào)易主義の臺(tái)頭などが將來の不確定性を高めうる。中國に代表される新興國は経済グローバル化の受益者だが、中國が世界をリードする水準(zhǔn)に達(dá)している産業(yè)分野は數(shù)少ない。従って、経済グローバル化の遭遇する「渦巻き」を前に、中國が閉鎖によって閉鎖に対抗することがあってはならず、さらに広範(fàn)囲の開放を推し進(jìn)めなければならない。1つには、開放によって改革を促し、経済発展における障害を取り除き、中國の潛在的な比較優(yōu)位を発揮し、中國経済の「大」から「強(qiáng)」への転換を?qū)g現(xiàn)に導(dǎo)き、「中國の夢」の実現(xiàn)のために強(qiáng)固な経済的基盤を築く必要がある。もう1つには、経済グローバル化を支持する途上國と先進(jìn)國の勢力を団結(jié)させ、経済グローバル化を共に推進(jìn)し、未來の新天地を切り開く必要もある。（編集NA）

「人民網(wǎng)日本語版」2019年1月22日