中國人科學者は今年、多くの世界的な科學研究開発成果を手にした。新華社が伝えた。
世界初の光量子コンピュータの試作機が中國で誕生した。將來的に量子計算には「中國智造」のラベルが貼られ、伝統的な計算能力を超越するための基礎を固めることになる。
新型高速列車「復興號」が時速350キロで北京?上海間を疾走した。日本の新幹線、フランスのTGVを抜き、中國は高速鉄道営業速度で世界一の國になった。
國産大型機「C919」が初飛行し、ボーイングとエアバスによる大型ジェット旅客機の獨占を打破した。中國民間航空は、さらに遠くに向かう「翼」を手にした。
米サイエンス誌は3月の特集で、中國人科學者が化學物質を利用し、真核生物酵母染色體4本を人工設計し、真核生物酵母染色體合成の4分の1の作業を終えたと報告した。
この1年間で中國のエボラワクチンが批準され、メタンハイドレートの掘削に成功し、「海水稲」の生産量が最大で0.06ヘクタール當たり620.95キロに達した。中國はこれらの分野で世界トップレベルに達しており、壊滅的な影響を及ぼす疾患への対応、未來のエネルギーの模索、食糧増産の潛在能力の掘り起こしといった、世界的な難題の解消を促している。
◆新時代の革新のメロディーを奏でる
中國はこの5年間で、科學研究と革新をかつてないほど重視してきた。中國は著実に取り組みを続け、世界の革新リーダーになろうとしている。
世界の科學技術の版図で中國が臺頭する。これには中國政府?企業による投資の継続、基礎研究、人材資源、知的財産権への重視が不可欠だ。
著名生物學者、米プリンストン大學終身名譽教授の顔寧氏は、新華社記者に対して、「中國の科學研究が近年急発展しているが、最も重要な要素は十分な経費、優秀な人材によるサポートだ」と指摘した。
中國の科學研究経費は毎年平均で2桁臺の成長を維持しており、経済成長率を上回っている。2016年は1兆5400億元(1元は約17.25円)で、GDPの2.1%を占めた。
「神威?太湖之光」は世界スパコンランキング「TOP500」で連覇を果たした。中國はトップ500臺のうち202臺を占め、スパコン保有臺數で世界一の國になった。その背後には、世界の2割を占めているとも言われる潤沢な中國のスパコン研究開発費の支えがある。
中國政府はさらに、海外留學生の帰國後の革新?創業を促す一連の政策を打ち出している。帰國した科學者の多くが、関連分野のリーダーになっており、國際的な影響力を持つチームを率いている。
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