90歳だった韓國の慰安婦被害者が死去した。（畫像は聯合ニュースから）

慰安婦問題の解決に取り組む韓國の市民団體「韓國挺身隊問題対策協議會」（挺対協）は1日、慰安婦被害者の一人が死去したと発表した。90歳だった。韓國聯合ニュースの報道を引用して中國新聞網が報じた。

挺対協によると、亡くなった被害者は普段のように眠りについたものの、朝になって確認したところすでに亡くなっていたという。これで、韓國政府に登録されている慰安婦被害者のうち、生存者は34人に減った。

亡くなった被害者は17歳のときに舊日本軍に連行され、タイやシンガポール、ビルマ（現ミャンマー）でつらい體験を強いられた。以後は慰安婦だった過去を隠し1人で生きてきたという。

挺対協は、「人生の苦痛を全部忘れて安らかな眠りにつかれるよう願う」と故人の冥福を祈った。（編集KN）

「人民網日本語版」2017年11月3日