「2016中國——國際臓器提供大會」が17日、北京で開幕した。中國の年間臓器提供數は現在、アジア最多で、國民が自らの意志で臓器の提供を申し出ることが、臓器移植の唯一の合法的手段となっている。中國放送網が「中國之聲」の報道を引用して報じた。
中國國家衛生計畫出産委員會の李斌主任によると、16年9月30日の時點で、中國大陸部で、脳死後あるいは心臓が停止した死後に行われた臓器提供の件數は8866件で、提供された臓器の數は約2萬5千に上っている。うち、16年に入ってからの件數は2950件と、昨年同期比50%増となっており、昨年の年間提供數を既に超えた。
中國は10年から、國民が自らの意志で提供する形の臓器提供の試行を始めた。同年の臓器提供件數はわずか34件、移植された臓器の數は88にとどまった。その後、14年に臓器提供事業が正式に始まり、15年には、司法ルートによる臓器提供から、國民の自らの意思による提供へとスムーズに転換し、臓器提供者は6年で120倍増加した。中國の年間臓器提供數は現在、アジアで最多、世界で3番目に多くなっている。また、臓器移植手術の年間件數も米國に次いで世界で2番目に多く、移植手術を受けた患者の生存率などの指標も世界でトップの水準となっている。 (編集KN)
「人民網日本語版」2016年10月19日
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