このほど素晴らしい決算報(bào)告を発表した京東集団は、気が付けば騰訊（テンセント）の重點(diǎn)投資対象の通信販売プラットフォームになっていた。先週末に米國(guó)の証券取引委員會(huì)（SEC）が発表した文書(shū)によると、今年8月17日現(xiàn)在、テンセントによる京東株の持ち株比率が21.25％に上昇し、今や筆頭株主になったという。これまでは同集団の劉強(qiáng)東最高経営責(zé)任者（CEO）が筆頭株主だった。「京華時(shí)報(bào)」が伝えた。

テンセントは2014年3月から京東に投資しており、初めは2億1400萬(wàn)ドル（1ドルは約100.8円）で株式の15％を取得した。京東もテンセントのB2CプラットフォームQQ網(wǎng)購(gòu)とC2Cプラットフォーム拍拍網(wǎng)のそれぞれ100％の権利と、物流の人材、資産、易迅網(wǎng)の少數(shù)の株式を買(mǎi)収し、易迅網(wǎng)の殘りの株式を購(gòu)入する権利を確保した。この時(shí)から、テンセントの劉熾平取締役が京東の取締役會(huì)に出席するようになり、京東の取締役になった。

SECがこのほど発表した文書(shū)によれば、テンセント傘下の黃河投資有限公司が8月12～18日に京東の米國(guó)預(yù)託証券（ADR）802萬(wàn)株を買(mǎi)収し、これは京東のA株1603萬(wàn)株に相當(dāng)する量だった。12日に409萬(wàn)8千株を1株24.3971ドルで買(mǎi)収、16日242萬(wàn)株を同25.3273株で買(mǎi)収、17日に149萬(wàn)8千株を同23.3469ドルで買(mǎi)収した。買(mǎi)収金額は総額1億9900萬(wàn)ドルに上る。

17日現(xiàn)在、テンセントは京東株持ち株比率が14年5月の17.6％から21.25％に上昇し、劉強(qiáng)東CEOを上回っている。

だが同文書(shū)は、テンセントの持ち株比率上昇後の京東の投票権と決定権の変化には觸れていない。これまでに明らかにされたところによれば、今年2月29日時(shí)點(diǎn)でテンセントの持ち株比率は18％だったが投票権は4.2％にとどまっていた。一方、劉強(qiáng)東CEOはマックススマートリミテッド社を通じて株式の16.2％を保有し、投票権の80.9％を握っていたという。ここから、劉CEOが京東に対し絶対的な発言権をもっていることがうかがえる。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2016年8月22日