韓國の樸槿恵(パク?クネ)大統領は2日午前、専用機で北京に到著し、3日間の中國訪問をスタートした。今回は韓國史上最大規模となる企業128社の代表156人からなる経済使節団を率いており、そのうち82.2%は中小企業だ。これほど大規模な経済使節団を帯同した理由は何か。中韓両國の経済協力の見通しはどうか。人民網が伝えた。
▽中韓FTAの早期発効を後押し 中小企業の中國理解をサポート
韓國紙「韓國日報」によると、史上最大規模の経済使節団が訪中したことにより、各界では実質的な成果に対する期待が高まっている。今回の使節団は中小企業の占める割合が大きく、ここから中小企業の中國內需市場拡大を強力にバックアップしようとする韓國政府の姿勢がうかがえ、韓國中小企業の持続的な発展に原動力をもたらすことも予想される。
韓國の西江大學校経営學部の丁有信教授は、「樸槿恵政権の発足後、韓國経済を活性化しようと、韓國中小企業の発展促進に大きく力を入れた。韓中の自由貿易協定(FTA)はすでに調印され、FTA時代がまもなく始まり、中小企業は巨大な発展チャンスを迎えることになる。そこで中小企業が中國をより理解するために、このたびのような多くの中小企業を統率しての訪中となった。また経済使節団の中國訪問はFTA時代を前倒しで招來し、中國內需市場に照準を當てた大衆的商品(化粧品、衣料品、家電製品など)の輸出量を増やし、とりわけ販売ネットワークの基盤が弱い韓國中小企業を支援することになる」と話す。