2012年に悪性リンパ腫のため亡くなった若い女性漫畫家?熊頓(ペンネーム、本名「項瑤」)さんの実際のガン闘病生活を描いた漫畫を原作としたコメディ映畫「出ていけよ、腫瘍君!(原題:滾蛋吧!腫瘤君)」が13日に封切られ、公開2日で興行収入が1億元(約19億4千萬円)を突破した。國際在線が報じた。
熊さんは2011年8月、自宅で突然倒れ、病院で検査の結果、悪性リンパ腫と診斷された。それまで、北京の広告會社で、イラストレーターとして働いていた熊さんは、「熟女養成日誌」や「熟女獨身日記」などの人気漫畫も描いていた。そんな熊さんは子供のころから映畫が好きで、「映畫を撮る」という夢を抱いていた。映畫「出ていけよ、腫瘍君!」の旗を振った韓延(ハン?イエン)監督は、「熊さんは生前、映畫の制作に攜わりたいと願っていた」とし、「腳本を始めて見た時、熊さん役は『自分か、女優の白百何(バイ?バイホー)にしかできない』と、冗談混じりに話していた」と明かした。
多くの女性ファンにとって、同映畫のもう1つの見どころは、クールなイケメン醫師を演じている俳優?呉彥祖(ダニエル?ウー)で、「僕の仕事は治療。熊さんの仕事は僕を信じること」という名臺詞に、多くの人が涙を流している。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年8月17日