米側(cè)は最近、サイバー攻撃の罪を中國(guó)政府になすり続けている。米政府はまず米連邦政府職員の個(gè)人情報(bào)が盜まれた事件の「第一の容疑対象」として中國(guó)を挙げた。次にハッカーを雇ってユナイテッド航空のコンピュータシステムに侵入したとして再び中國(guó)を非難した。最近米NBCは、入手した極秘文書と米國(guó)の情報(bào)高官の明かした情報(bào)に基づき、中國(guó)のサイバースパイがオバマ政権の國(guó)家安全保障および貿(mào)易擔(dān)當(dāng)の全ての高官の「?jìng)€(gè)人メールボックス」に侵入したと報(bào)じた。（文：沈丁立?復(fù)旦大學(xué)國(guó)際問題研究院副院長(zhǎng)。人民日?qǐng)?bào)海外版コラム「望海樓」掲載）

　こうした全ての非難にはスタンダードな手順がある。第1に、米政府がメディアに情報(bào)を明かした後、メディアが報(bào)道する。または米政府が直接前面に出て、中國(guó)を非難する。第2に、いずれも矛先は中國(guó)側(cè)に向けられる。第3に、いずれも証拠は示せない。米側(cè)のやり方は大膽な仮説であり、証拠の探しようがない。このため米側(cè)は言葉を濁し、詳しく語らない。

　だが実際には、米國(guó)家安全保障局による米國(guó)內(nèi)外に対する全面的な監(jiān)視を國(guó)際社會(huì)はみな知っている。國(guó)外に対する監(jiān)視では、近年米政府は対テロの名目で他國(guó)を公然と監(jiān)視し、同盟國(guó)や近隣國(guó)ですらその対象とした。スノーデンやウィキリークスにより暴露された、米國(guó)がドイツ、日本、メキシコなどに対して監(jiān)視を行っていたとの情報(bào)に國(guó)際社會(huì)は騒然とし、ホワイトハウスはひどく狼狽している。大量の事実が証明するように、米政府は中國(guó)など各國(guó)に対して長(zhǎng)年監(jiān)視を行い、米軍はサイバー攻撃を何度も発動(dòng)してきた。米國(guó)は最大で最も組織的なハッカー國(guó)家だと言っても、決して過言ではない。

　サイバー空間最大のハッカー國(guó)家である米國(guó)は國(guó)際世論の一致した非難に遭っているが、オバマ大統(tǒng)領(lǐng)の弁解は「米國(guó)は各國(guó)もしている事をしただけだ」というものだ。米國(guó)は他國(guó)の政府と機(jī)関を大規(guī)模に監(jiān)視し、外國(guó)の政界要人だけでなく、外國(guó)企業(yè)も対象にしてきた。これは米情報(bào)関係者が世界に率直に認(rèn)めたことだ。だが米高官のメールボックスに中國(guó)が侵入したとの米側(cè)の指摘の証拠はどこにあるのか？「米政府は中國(guó)高官のメールボックスに対する侵入を組織したことがあるのではないか？」とも問わねばならない。

　中國(guó)は我慢の限界を超える海外からのサイバー侵入を前に、自らのサイバー部隊(duì)を構(gòu)築して、より効果的なサイバーセキュリティー防御を?qū)g施することを余儀なくされた。同時(shí)に、米政府による中國(guó)のサイバーセキュリティーへの持続的攻撃を前に、セキュリティー能力を強(qiáng)化すると同時(shí)に、政治?外交手段を講じて米側(cè)と対話し、各種ハイレベル?yún)f(xié)議で問題を厳正に指摘するとともに、國(guó)際サイバーセキュリティーが共通して直面する試練について、作業(yè)部會(huì)を設(shè)定して対話や協(xié)力を推し進(jìn)めることを望んでもきた。