今年上半期、全國の一定規模以上の工業企業(年売上高2000萬元以上の企業)の利益は減少傾向が好転した。國家統計局がこのほど発表したデータによると、同期の工業企業の利益は2兆8441億8千萬元(約56兆4732億円)で前年同期比0.7%減少して、減少幅は1~5月を0.1ポイント下回った。これにより工業企業の利益の累計減少幅が4カ月連続で縮小したことになる。「京華時報」が伝えた。
主要産業のデータをみると、1~6月、採鉱業の利益は1396億1千萬元(約2兆7753億円)で同58.8%減少し、製造業は2兆4436億4千萬元(約48兆5784億円)で同6.1%増加し、電気?熱供給?ガス?水道業は2609億3千萬元(約5兆1871億円)で同17.2%増加した。
同局工業統計司の何平アナリストは、「3回にわたる利下げの影響により、企業の支払利息が減っている。支払利息の減少は資金調達コストの引き下げにつながり、企業の効率を向上させる。今年6月の一定規模以上の工業企業の支払利息は前年同月比6.2%減少し、今年に入ってから最大の減少幅になった」と話す。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年7月28日