中國(guó)人民抗日戦爭(zhēng)と世界反ファシズム戦爭(zhēng)が一歩ずつ勝利へと向かうさなかの1945年7月27日、日本の上空には同盟國(guó)の航空機(jī)が大挙して現(xiàn)れた。この時(shí)、空から降ってきたのは爆弾ではなく、日本語(yǔ)で書(shū)かれた數(shù)百萬(wàn)枚ものビラだった。ビラには歴史的な意義をもつ文書(shū)、すなわち中國(guó)、米國(guó)、英國(guó)の3カ國(guó)が7月26日に共同で発表した「ポツダム宣言」（後にソビエト連邦も加わった）が印刷されていた。これは負(fù)け戦になってもなお抵抗を続ける日本の狂気の戦爭(zhēng)遂行者に対し、同盟國(guó)がつきつけた最後通牒だった。

今日、「ポツダム宣言」の発表から70年が経過(guò)した。歴史は歩み続け、第二次世界大戦の血なまぐさい日々はすでに遠(yuǎn)い記憶だが、人々は今なお「ポツダム宣言」を記念する。これは歴史の海の中で大切な出來(lái)事を埋もれさせないようにするためだけではない。「ポツダム宣言」は単なる最後通牒ではないのだ。これは日本軍國(guó)主義の「無(wú)謀な世界征服の野望」や「武力による侵略戦爭(zhēng)の発動(dòng)」という本質(zhì)を正確にあぶり出したものでであり、戦後の領(lǐng)土問(wèn)題の処理、戦犯の処分、日本の「民主主義的傾向の復(fù)活を強(qiáng)化」することについて、明確な規(guī)定をうち出したものだ。歴史を振り返ると、「ポツダム宣言」は「カイロ宣言」などの文書(shū)とともに、戦後の國(guó)際秩序構(gòu)築の法的基盤となっている。

だが現(xiàn)実が再三告げるのは、かつて「ポツダム宣言」を受諾して戦爭(zhēng)の桎梏から抜け出した日本だが、すべての日本國(guó)民がこの文書(shū)の権威を心から認(rèn)めて敬意を払っているわけではないということだ。一部の日本人の心の中では、第二次世界大戦後の平和的な國(guó)際秩序が、何かと衝突することなどあり得ない、強(qiáng)制力のある確かな制約にはなっていないのだ。

今年の早い時(shí)期、日本では安倍晉三首相が國(guó)會(huì)での答弁で、「ポツダム宣言」における日本の侵略戦爭(zhēng)の定義をはっきり認(rèn)めることを拒絶したとのニュースが伝わり、國(guó)際世論は騒然となった。日本側(cè)はその後、この件について「メディアを通じた言い訳」を繰り返したが、安倍政権のここ數(shù)年間の歴史認(rèn)識(shí)、憲法改正、隣國(guó)との領(lǐng)土問(wèn)題などでの動(dòng)きを少しみれば容易にわかるように、日本の政界には「ポツダム宣言」を認(rèn)めようとしない人々が確かに存在する。