中國の二大鉄道車両メーカーの中國南車集団と中國北車集団はこのほど、正式な合併を目前に控え、それぞれ最後の財務報告を発表した。それによると、両集団とも大幅な黒字を達成しており、第1四半期（1-3月）の純利益を合わせると20億元（約382億円、1元は約19.1円）に迫った。「新京報」が29日に伝えた。

同期の南車の営業収入は234億元で前年同期比24.9％増加し、純利益は9億7千萬元で同26.9％増加した。北車の営業収入は174億元で同18.7％増加し、純利益は10億元で同15％増加した。

両集団は合わせて20億元近い純利益を出したほか、約1億元の補助金も獲得した。財務報告によると、同期の損益に計上された政府の補助金で、企業の通常の経営業務と密接な関連があるもの（國の政策?規定に合致し、一定の基準の定額または定量を継続的に受給する政府補助金を除く）は、南車が9799萬元、北車が3629萬元で、計約1億3400萬元に上った。

この財務報告が発表される前夜に南車と北車が出した公告によると、5月7日から両集団が同時に株式の取引を停止し、合併にともなう株式交換が終了した後、南車は「中國中車」の略稱で取り引きを再開し、北車は上場を廃止するという。（編集KS）

「人民網日本語版」2015年4月30日