同じ種類の仕事を、同じポストでしているのに、北京と中國西部の都市では、給與に大きな差がある---。多くの人が感じている、地域による給與の差だ。実際には、地域によって給與の差はどれほどあるのだろう?現在、どのような変化が起きているのだろう?中國人力資源?社會保障部(?。─蝿簝P工資所が最近発表した「給與発展報告(2013—2014)」では、近年の地域による給與の狀況が分析されている。人民日報が報じた。
● GDP総量が給與に反映されていない
同報告によると、各地域の給與が國內総生産(GDP)に占める割合は10—14%になっているものの、同割合が最も高かった北京市の33.63%(2012年)と、數年連続で8%以下と最も低い江蘇省の差は歴然となっている。北京市の給與がGDPに占める割合が高いのは、主にハイレベル人材が集まり、給與総額を押し上げているからとの分析もある。一方、江蘇省の同割合が低いのは、GDPの基數が高いことや、それが給與に反映されていないことと関係があると分析されている。
● 中西部地域の給與は向上する大きな余地
同報告は、地域による給與の差は依然として大きいとしている。給與が高いのは中國東部であるのに対し、低いのは中西部だ。
給與の増加と労働生産率の向上の狀況を見ると、実際の給與の増加速度が、労働生産率の向上を下回っている省が多く、そのような省は主に中國中西部や東北地域に集中している。平均給與水準は全國で15位以下となっており、これらの地域には給與が向上する余地がまだまだあることを示している。