中國地質大學が発表した情報によると、國內外の古生物學者はこのほど、重慶市綦江區(qū)三角鎮(zhèn)紅巖壷村で、世界最大の白亜紀の水鳥の足跡が見つかったと発表した。この今から約1億年前の足跡は、古代鳥類の進化の研究に対して重要な意義を持つ。重慶日報が伝えた。
新たに鑑定されたこの大型水鳥の足跡は約180個あり、2007年に発見された。當初は獣腳類の小型恐竜のものと判斷されていた。この足跡の研究者、中國地質大學の博士課程在學中の邢立達氏は、「體型と比べ、足跡の歩幅が狹いことが分かる。獣腳類の小型恐竜であれば、歩幅はより広い。またこの足跡はやや內向きで、八の字の內股のようになっているが、獣腳類の足跡は通常ならば直線だ」と述べた。これらの特徴により、この足跡が鳥類のものと判斷された。
この足跡を殘した生物の體型は、現在の鶴に似ている。形態(tài)的に高い相似性を持つことから、この大型水鳥は白亜紀前期に、中國とカナダを跨ぎ世界的に分布していたことが分かる。邢氏は、「この優(yōu)雅な鶴に似た大型水鳥は白亜紀前期に恐竜の近くで生活しており、我々が知っていることよりも古くから生存していたことが、今日になりようやく分かった」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年6月3日