日本の第189通常國會が26日に開幕した。昨年の衆議院選挙を経て第3次安倍內閣が発足して以來初の通常國會だ。経済政策以外に外交?安保政策も國會の議論の焦點となる。昨年7月に安倍內閣は國民の強い反対を顧みず、集団的自衛権の行使を容認する閣議決定を強行。今期國會では同閣議決定を具體化する一連の安保関連法案を可決しようとしている。このため今期國會の開幕は各方面から注視されており、少なからぬ市民が國會前で抗議活動を行い、安倍內閣に対して侵略の歴史を直視?反省し、軍國主義とはっきりと一線を畫し、平和的発展の道を歩むよう促した。
■「侵略の歴史を學生に理解させなければならない」
同日、國會議事堂內では議員たちが國事について議論を始め、國會議事堂外では少なからぬ日本國民が厳寒をおして集まり、安倍政権の危険な政策に反対の聲を上げた。午前から夜まで、日本の市民団體複數が國會周辺で集會やデモ行進を行い、安倍內閣が集団的自衛権の行使を容認し、特定秘密保護法を制定し、防衛費を続けて増額し、侵略の歴史の否認を試み、日本を再び戦爭の道へと導くことへの懸念を表明した。
晝ごろ、日本國民約100人が衆議院第二議員會館前に集まり、「特定秘密保護法廃止」「ストップ!安倍政権」などのプラカードを掲げ、「特定秘密保護法反対」「安倍政権の危険な行為を阻止しよう」などのスローガンを叫んだ。また、少なからぬ參加者が集団的自衛権の行使容認と安倍政権の憲法改正に反対する署名を行った。國會前では別の市民団體が350人のデモ行進を組織。「集団的自衛権の行使容認に反対」「憲法9條を守ろう」など色とりどりのプラカードがことのほか目を引いた。
元教師の花沢武志さんは千葉県の自宅から一時間半電車に乗って集會に駆けつけた。花沢さんは人民日報の記者に「現在の日本の教育には多くの問題がある。過去の侵略の歴史を學生に理解させなければならない。村山談話を骨抜きにしようとする昨晩のテレビ番組での安倍首相の発言には憤りを覚える。ひどすぎる!私は日本國民として斷固反対する」と語った。花沢さんは感情が高ぶった様子で「今では安倍首相による平和主義の破壊に反対する集會やデモ行進に參加することが、定年退職後の生活の重心となった。自分の実際の行動によって、安倍政権への懸念を表明し、安倍政権の危険性の分かる日本人が増えるようにしたい」と語った。