多くの人は、葬式は自分が死んだ後に行なう。しかし日本では、生きているうちに葬式を行い、自分の葬式を體験する人が増えている。今後50年で日本の人口は3000萬人減少すると見られ、葬式や墓などの死後のサービスは大きな発展余地がある。
入棺體験が人気
日本には様々な「活」がある。結婚するために合コンなどに參加する「婚活」、就職するためにあちこちに面接に行く「就活」があるが、よい人生の最期を迎えるために準備する「終活」という言葉もある。
普通、多くの人は葬儀に関してあまり觸れたがらない。しかし、最近の日本人は人生最期の準備をすることは悪いことだとは思わなくなっている。米國メディアによると、東京のある會社が行なった「入棺體験」という活動は多くの人を引き付けた。
「入棺體験」とは、文字通り偽の追悼式を行い、棺に入った感覚を體験するものである。この活動は2013年3月から月に1回行なわれており、1回の活動の參加人數は6人に限定されている。
近年、日本で「入棺體験」は人気を呼び、獨身の高齢者の間では「終活」という名の出會いのイベントも流行している。彼らは元気なうちに仲間と一緒に墓を見に行ったり、「入棺體験」に參加したり、棺に入る時の服を選んだりしている。
化粧の體験や壽衣の試著も
人生最期の準備をする「終活フェスタ」も行なわれている。イベントでは多くの企業が棺や壽衣を出展し、様々なヘアスタイルやエンゼルメイクなども登場し多くの人が體験に訪れている。
自分の気に入る葬儀プランを提案してもらい、服やエンゼルメイクを選び、棺に入り、生きているうちに自分の葬式を體験する。