國家航天局がこのほど明らかにしたところによると、中國の月探査に新たな進展があった。月探査4期任務はすでに國から承認を得ており、現在順調に進んでいる。
月探査4期には嫦娥6?7?8號任務が含まれる。この3つの任務は今後10年內に実施される。うち6號は5號の予備で、サンプルリターンの機能を持ち、月の裏側の任務に向かう。
月探査?宇宙工學センターの劉継忠センター長は、「嫦娥6號の製品は生産がほぼ完了している。嫦娥4號による初の月の裏側の著陸、これまでのエンジニア?科學者の論証を経て、月の裏側からのサンプルリターンも考慮している」と述べた。
実際には、嫦娥5號が月の表側で月の土壌を採取してから帰還した後、中國は月の土壌の研究成果を次々と発表している。劉氏によると、嫦娥5號が月の表側で採取した月の土壌と比べると、月の裏側で採取した土壌のサンプルの方がより貴重だという。
中國の月探査3期チーフデザイナーの胡浩氏はこのほど、月の裏側からのサンプルリターンについて取材に対し、「嫦娥6號任務は通信の難題に直面する。月の裏側では電波の伝送を実現できず、中継衛星の力を借りる必要がある。これは情報を地球に伝送するため『カーブする』必要があることを意味する」と述べた。
胡氏は嫦娥6號について、「この十數年の開発において、中國の電子部品が急速に発展しており、輸入部品の代替効果が顕著だ。嫦娥6號は5號の予備で、すでに製品を形成しているものの、現狀を見ると國産化率がさらに上がっている」と述べた。
劉氏は嫦娥7號について、「嫦娥7號は開発中だ。今後は月の南極の探査を行い、さらに國際月科學研究ステーションの基本形を構築する」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2022年9月13日