中國疾病予防管理センター免疫計畫の首席専門家である王華慶氏は今月9日、取材に対して、「ワクチンを接種していない高齢者と基礎疾患のある人がオミクロン株に感染した場合の重癥化や死亡が依然として気掛かりだ」とした。中國新聞網が報じた。
王氏によると、「世界保健機関(WHO)が提供している情報によると、オミクロン株流行期間中の世界の死者數が再び急増しており、過去最多を記録している國や地域もある。米國を見ると、1週間當たりの死者數が5週間連続で1萬5000人を超えている」という。
また、香港特別行政區衛生署が提供している情報によると、同地區のオミクロン株流行期間中、ワクチン未接種者の致死率が2.87%となっている。ワクチン未接種の80歳以上の高齢者だけを見ると、その數字は15.68%にまで跳ね上がる。また同地區の研究によると、今回の感染拡大において、30歳以下の人に比べて、60歳以上の高齢者の死亡リスクが252倍に達しているという。(編集KN)
「人民網日本語版」2022年4月11日