2021年の観光のキーワードについて語る時、テーマパークが一角を占めることになるだろう。頻繁に足を運び、攻略法を発信し、グッズを買うなど、至るところにZ世代(1995年から2009年生まれの世代)の姿が見られる。沒入型の雙方向體験、周到で専門的サービス、よくできたグッズをそろえたテーマパークは、彼らにマイナスの感情を解消し、自分を楽しませる「魔法」をかけ、単なる観光産業のアクセスを集める存在になっただけでなく、さらに若者が「楽しさ」を消費する新たなスタイルになっている。新華社が伝えた。
Z世代の楽園
北京の気溫が0度近くを行ったり來たりする中、ユニバーサル?スタジオ?北京に足を踏み入れると、話題のスポットにやって來た若者は足取りも軽く、異なる園內のエリアを楽しく移動した。ユニバーサル?スタジオ?北京に來るのは2回目という「95後(1995年から1999年生まれ)」の徐淑敏さんは、「再訪したのは楽しさの毒に當たったから。最初に來たのは國慶節(建國記念日、10月1日)の連休の時で、10時間ぶっ通しで遊んだけれど、まだまだ遊び足りなかった」と話した。
徐さんのケースに似ている若者は少なくない。ますます多くの若者が中國の大半の國土を移動し、話題のテーマパークを訪れ、「楽しさ」を買おうとしている。
前瞻産業研究院の「中國テーマパーク産業発展モデルと投資戦略プランの分析報告」によると、テーマパークのリピーターは若者層(17-26歳)の占める割合が60%に迫る。學生の割合が最も高い34.69%、次は會社員の35.21%、自由業の14.80%、起業家?自営業者の11.22%となっている。
テーマパークのリピーター市場の中心は學生と會社員だ。學生は余暇時間が比較的多く、テーマパークのような観光スポットに対する関心が高い。一方で、會社員、専門的技術者は仕事にかかる圧力が大きいため、リラックしたい、ストレスを解消したい、生活のリズムを調節したいという一定のニーズがあると考えられる。
何度も足を運び、「楽しさ」のためにお金を使いたい
話題のテーマパークに夢中のZ世代は、「テーマパークはマイナスの感情を解消し、自分を楽しませる『魔法』をかけてくれる。キャラクターがいて、沒入型の心のこもったサービスがあって、自分たち若者を『武裝解除』させて、つかの間、何の心配もなかった楽しい子ども時代に連れ戻してくれる」としている。