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北斗衛星がバージョンアップ、攜帯の電波がなくても救助要請が可能

人民網日本語版 2021年09月17日14:54

湖南省長沙市で16日、第1回北斗大規模応用國際サミットが行われた。國防科技大學の北斗チームはその席上で、「同チームが打ち出した北斗ショートメッセージ體制強化新技術により、ユーザーは一般的なモバイル通信の電波が屆かない地域にいるか、通信基地局が壊れた場合でも、攜帯電話で雙方向通信が実現可能になる。この機能は震災救助、遠洋漁業、緊急通信、指揮調整などの作業にとって極めて重要だ」と発表した。新華社が伝えた。

今回発表された北斗ショートメッセージ體制強化新技術は、情報伝達の高い安全性、低いエネルギー消費量、高い通信速度を実現した。高い安全性の面では、新技術は情報伝達にもう一著の「鎧」を著せた。各ユーザーに屆く電波には獨特な身元確認の「指紋」がある。同時にショートメッセージサービスは低エネルギー消費の一般応用分野に進出し、小型化IoT(モノのインターネット)端末の使用をサポートする。高速の面では、システムは高情報伝達の業務體制を設計し、音聲?畫像などの高価値データの伝送業務を拡大した。

國防科技大學北斗ショートメッセージチームの責任者である李井源氏は、「このことは、攜帯電話さえあれば、地上のモバイル通信電波がなくても、誰もが北斗衛星を通じ救助要請などの緊急メッセージを送信できることを意味する。北斗3號ショートメッセージ基本業務と比べると、ショートメッセージ體制強化の情報伝達速度は10倍上がっている。救援現場などの畫像?音聲情報もスピーディに送信できる」と述べた。(編集YF)

「人民網日本語版」2021年9月17日

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