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中國初のスマート型無人システム母船の建造が開始

人民網日本語版 2021年07月22日14:36

南方海洋科學?工學広東省実験室(珠海)が20日に明らかにしたところによると、中國のスマート型無人システム母船が広州市で建造開始された。同船は「i-ship(No,R1,M,I)」スマート船級の記號を持ち、世界初の遠隔操作及び開けた水域での自律航行機能を持つ科學調査船になり、中國の海洋科學調査にかつてない強力な道具を提供する見込みだ。科技日報が伝えた。

同実験室の室長を務める陳大可院士は、「スマート型無人システム母船は美しく真新しい『海洋の新種』で、海洋観測のスタイルに革命的な変化をもたらすだろう」と述べた。

スマート型無人システム母船は、中國艦船設計研究センターが設計し、黃埔文沖船場が建造し、「未來感」「無人システムサポート」「グリーンでスマート」という3大設計理念を貫く。中國初のスマート型無人システム母船として、重要設備の國産化率が高い。中船黃埔文沖船舶有限公司の総建造士の樊雷氏は、「その動力システム、推進システム、スマートシステム、調査作業サポートシステムのすべてが中國製で、コア技術は獨自のもので制御可能だ」と述べた。

同実験室は昨年12月、中國艦船研究設計センター、黃埔文沖船舶有限公司と共同で、スマート型無人システム母船の設計?建造契約に署名し、中國初のスマート型無人システム母船を建造することになった。同プロジェクトの設計?建設期間は18?20カ月となる見込みで、2022年の引き渡し?使用開始を予定している。

スマート型無人システム母船の全長88.5メートル、型幅14.0メートル、型深さ6.1メートル、計畫喫水3.7メートル、計畫排水量約2000トン、最大航行速度18ノット、経済的な航行速度13ノット。同船には広い甲板があり、異なる観測裝置を配置する空?海?潛水無人システム裝備を10臺搭載し、目標海域に大量投入できる。任務に向けた自己適応ネットワーク構築を行い、特定標的の立體的?動的観測を実現する。これは同実験室のスマート急速機動海洋立體観測システム(IMOSOS)の水面サポートプラットフォームだ。

IMOSOSシステムは世界で初めて作られたもので、海洋の防災?減災、海底の詳細な測量、海洋環境モニタリング、洋上風力発電所のメンテナンスなどにスマートで高効率のツールを提供できるだけでなく、國の海洋事業及び地域の社會?経済発展に対して、全面的で正確な海洋情報サービスも提供できる。(編集YF)

「人民網日本語版」2021年7月22日

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