なんと6千萬元(1元は約17.2円)。これは紹興中成熱電有限公司がこのほど紹興恒信農(nóng)商銀行から調(diào)達(dá)した融資額だが、これまでと異なり、今回は炭素排出権が擔(dān)保になった。
浙江省紹興市生態(tài)環(huán)境局の関係責(zé)任者は、「炭素排出権も資産の一種であり、そしてますます値打ちが高まっている。炭素排出権を擔(dān)保にした融資とは生態(tài)環(huán)境當(dāng)局が審査?発給した炭素排出権の割當(dāng)額を擔(dān)保とし、條件を満たしたマーケットエンティティに対して行う融資のことだ。二酸化炭素(CO2)排出量ピークアウトとカーボンニュートラルの目標(biāo)を達(dá)成するため、全國規(guī)模の炭素排出権取引市場の開設(shè)に伴い、企業(yè)がもつ炭素排出権の重要性と価値がますます顕在化するとみられる」と述べた。
今年6月、浙江省は重點機(jī)関第1弾に対する炭素排出権割當(dāng)額を通達(dá)し、紹興市では企業(yè)14社に価格にして約6億7千萬元相當(dāng)の1666萬トン分があらかじめ割り當(dāng)てられた。このほど、中國人民銀行(中央銀行)紹興市センター支店と同局は共同で「紹興市炭素排出権を擔(dān)保にした融資業(yè)務(wù)ガイドライン(試行版)」を通達(dá)し、融資の條件、用途、管理上の要求事項を明確にした。これは、関連するマーケットエンティティの「炭素資産」が擔(dān)保になり得ることも示している。
同社の任建樟財務(wù)ディレクターは、「當(dāng)社は毎年、技術(shù)改良に大量の資金を投入しており、今回獲得した融資も當(dāng)社のグリーン発展のために継続的に使用することになる。浙江省農(nóng)村信用社連合社の所屬する紹興恒信農(nóng)商銀行は當(dāng)社の低炭素?CO2排出削減プロジェクトの融資需要に基づき、炭素排出権割當(dāng)額の資産価値を科學(xué)的に評価し、最終的に金利4.35%で6千萬元の融資を行い、當(dāng)社のグリーン発展を資金面でバックアップしてくれた」と述べた。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2021年7月6日