2021年も後半に入った。新型コロナウイルスのパンデミックは依然として続き、各國(guó)の政界は任期満了に伴う改選を迎え、深宇宙探査熱も続いている。今年後半、世界ではこのほかにどのような重大な出來(lái)事が起こるだろうか。中國(guó)新聞網(wǎng)が伝えた。
■パンデミックの転換點(diǎn)は訪れるのか?
7月1日の時(shí)點(diǎn)で、世界の新型コロナウイルスの感染者數(shù)は1億8191萬(wàn)2043人、死者數(shù)は394萬(wàn)71人、ワクチン接種回?cái)?shù)は30億3503萬(wàn)55回となっている。これは米ジョンズ?ホプキンス大學(xué)による集計(jì)だ。
すでに一部の國(guó)々は通常の生活を徐々に取り戻しつつあるが、再度ロックダウンをせざるを得ない所もある。2021年も後半に入ったが、パンデミックの転換點(diǎn)はいつ訪れるのだろうか。
世界保健機(jī)関(WHO)は先日、パンデミックに鈍化の兆しがあり、1日當(dāng)たりの新規(guī)感染者數(shù)が2月以來(lái)最少となり、死者數(shù)も減少傾向にあることを明らかにした。
だが、感染力のさらに強(qiáng)いデルタ株によって感染者が激増している國(guó)が少なくなく、世界の狀況は依然楽観視できない。WHO高官は、ウイルスは進(jìn)化し続けており、感染力が強(qiáng)まるに従い、変異株も増えていくと警告する。
ワクチン接種を急ぐことが有効な対策であることは間違いないが、それだけでは到底不十分だ。公衆(zhòng)衛(wèi)生?社會(huì)防疫措置の継続によって感染拡大を防ぐことが、より差し迫って必要だ。例えば、感染防止意識(shí)が緩み、成り行きに任せてしまっては、ウイルスがその隙に乗じて拡大してしまうだろう。
■東京五輪は無(wú)事開(kāi)催できるのか?
開(kāi)催が1年延期された東京五輪があと20數(shù)日で開(kāi)會(huì)式を迎える。日本側(cè)は開(kāi)催への決意を繰り返し表明しており、方策を盡くす考えだ。今回の五輪は通常の大會(huì)とは異なるものになるはずだ。パンデミックの影響で聖火リレーは一部中止され、高官は過(guò)労で倒れ、ワクチン接種は遅滯し、外國(guó)の選手団からは感染者が確認(rèn)されるなど、難度が増している。
清華大學(xué)國(guó)際関係學(xué)部の劉江永教授は、「パンデミックが効果的に抑え込まれないまま開(kāi)催される東京五輪では、確かに多くのことが未知數(shù)だ。日本國(guó)內(nèi)の感染拡大だけでなく、海外から感染が流入する危険性もある。こうした狀況では、『無(wú)事にオリンピックを開(kāi)催する』ことが最重要課題となるはずだ」と指摘する。
日本の菅義偉首相は以前、大會(huì)期間に感染狀況が再び悪化した場(chǎng)合、躊躇なく緊急事態(tài)宣言を発出し、無(wú)観客開(kāi)催も辭さないと明言した。
■メルケル獨(dú)首相の後任は誰(shuí)に?
16年間政権を握ったドイツのメルケル首相が9月に退任する。メルケル首相はドイツを率いて世界金融危機(jī)、歐州債務(wù)危機(jī)、難民危機(jī)に相次いで対処した。首相の座を引き継ぎ、現(xiàn)在の新型コロナ危機(jī)に対処することになるのは誰(shuí)だろうか。
2021年の地方選挙では、序盤(pán)ではキリスト教民主同盟(CDU)が不利で、緑の黨が勢(shì)いを増している。だが中國(guó)人民大學(xué)歐州問(wèn)題研究センターの閆瑾執(zhí)行主任は、メルケル首相の後任はやはりCDUの候補(bǔ)者であるノルトライン=ヴェストファーレン州のラシェット首相となる可能性が最も高いと指摘する。緑の黨は勢(shì)いがあるものの、連邦レベルの支持率でCDUを上回るのは難しい。
閆氏は、ラシェット氏が後任となった場(chǎng)合、メルケル時(shí)代の穏健な內(nèi)外政策を継続すると見(jiàn)られ、これはドイツと歐州の政界が「ポスト?メルケル期」へと穏やかに移行するうえで有利だと指摘する。
■日本の菅義偉首相は続投できるか?
菅義偉首相は9月に自民黨総裁の任期を終え、衆(zhòng)議院議員の任期も10月に満了する。菅首相は首相の座を維持するため、その前の最も有利な時(shí)期に解散総選挙を行う必要がある。
中國(guó)社會(huì)科學(xué)院日本研究所の呂耀東?外交研究室長(zhǎng)は、「現(xiàn)時(shí)點(diǎn)では菅首相続投に有利な狀況だが、今後については判斷できない」と指摘する。
呂室長(zhǎng)は菅氏有利の理由について次のように分析する。まず、自民黨內(nèi)で最も影響力のある安倍晉三前首相と二階俊博幹事長(zhǎng)はいずれも菅氏を支持している。次に、安倍氏の所屬する細(xì)田派は自民黨の最大派閥であるうえ、二階派も影響力が大きい。この両派閥の支持があれば、菅氏は少なくとも3割から4割の確率で続投が可能になるだろう。最後に、菅氏は認(rèn)められる成果を挙げられさえすれば、現(xiàn)職の首相という立場(chǎng)が人々の判斷に影響して、続投の後押しとなる。
■人類の宇宙探査はさらに活発化
米航空宇宙局(NASA)の探査機(jī)が7月に月へ向かう。同月にイーロン?マスクのスペースX社も次世代ロケット「スターシップ」を地球軌道に投入する計(jì)畫(huà)で、商業(yè)フライト同様の再利用を目指している。
今年最後の1、2ヶ月間には、NASAの注目すべき2つのミッション実行が予定されている。スペース?ローンチ?システム(SLS)とジェイムズ?ウェッブ宇宙望遠(yuǎn)鏡(JWST)だ。SLSは宇宙船「オリオン」を月軌道に投入する。2024年には宇宙飛行士を月まで送る計(jì)畫(huà)で、最終目標(biāo)は火星への有人飛行だ。次世代宇宙望遠(yuǎn)鏡JWSTは世界の歴史において最強(qiáng)の望遠(yuǎn)鏡とされ、より多くの波長(zhǎng)をカバーし、最先端の赤外線裝置を運(yùn)用して宇宙を観測(cè)し、銀河や超大質(zhì)量ブラックホールを研究。3年後にはハッブル宇宙望遠(yuǎn)鏡の後継機(jī)となる見(jiàn)通しだ。(編集NA)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2021年7月5日