「中共中央、國務院の浙江省の質の高い発展と共同富裕モデルエリア建設への支援に関する意見」が10日に発表された。「意見」では、2025年までに、浙江省が質の高い発展を推進し共同富裕モデルエリアを建設して目に見える実質的な進展を遂げ、また35年までに同省が質の高い発展でより大きな成果を獲得し、共同富裕を基本的に実現するとの方針が明確になった。

「意見」によると、共同富裕モデルエリアの戦略的位置づけは次のようになる。

——質の高い発展と質の高い生活の先行エリアとする。人々の質の高い多様な生活へのニーズをよりよく満たし、國民に豊かさ、実利と安定をもたらし全國の上位を走る。

——都市部?農村部の協調発展のけん引エリアとする。都市部?農村部の協調発展を実現するルートを率先して模索する。

——所得分配制度の改革テストエリアとする。都市部?農村部住民の所得水準を絶えず向上させると同時に、所得分配格差を縮小し、所得分配構造の最適化において積極的な進展を遂げる。

——文明で調和した美しい故郷の展示エリアとする。人々の精神生活が豊かになり、社會文明が進歩し、人と自然が調和し共生する幸せで美しい故郷になる。

共同富裕モデルエリアの発展目標は次のようなものだ。25年までに、1人あたり域內國內総生産（地區GDP）が中等先進エコノミーの水準に到達するようにし、基本的な公共サービスの均等化を実現する。都市部と農村部の発展格差、収入と生活水準の格差を持続的に縮小し、低所得層の収入増加の能力と社會福祉水準を目に見えて向上させ、中所得層を主體としたオリーブ型の社會構造を基本的に形成し、省全域のすべての人々の生活の質が新たな段階へ進むようにする。共同富裕を推進する體制?メカニズムと政策體系を基本的に構築し、一連の再現でき、普及拡大が可能な成功経験を積み上げる。35年までに、共同富裕を基本的に実現する。一人當たり地區GDPと都市部?農村部の個人所得が先進エコノミーの水準に達することを目指す。（編集KS）

「人民網日本語版」2021年6月11日