王毅國務委員兼外交部長(外相)は22日夜、米國のシンクタンクの外交問題評議會とオンラインで交流した。新華社が伝えた。
王部長は、「中米両國首脳が春節(jié)(舊正月、今年は2月12日)の大晦日に行なった重要な電話會談は中米関係の大きな方向を指し示し、(米アラスカ州)アンカレッジで行なわれた中米ハイレベル戦略対話は新型コロナウイルス感染癥の背景の中での両國上層部の対面での相互連動の動きとなった。しかし米新政権の対中政策は前政権の影からまだ抜け出せていないだけでなく、中國に対する認識の誤りからもまだ抜け出せておらず、中國に対応する正しい道をまだ探り出せてもいない」と述べた。
王部長は米國に対して5つの要望を打ち出した。(1)米國が中國の発展を客観的に認識し、これに理性的に対応すること(2)中國と共に平和共存、協力?ウィンウィンの新たな道を歩むこと(3)中國が自主的に選択している道と制度を尊重し包摂すること(4)真の多國間主義を実踐すること(5)中國の內政にむやみに干渉しないことの5點だ。
また、「中米は『新興の大國と守成の大國は必ず衝突する』という宿命を乗り越え、イデオロギーと社會制度の違いを乗り越え、冷戦思考と集団的対立の思考を乗り越え、2つの大國の平和的共存、協力?ウィンウィンの道を積極的に模索すべきだ。米國の外交問題評議會が客観的で公平な立場を取り、中米関係が正しい軌道に戻るよう推進する上で建設的な役割を果たすことを願う」と述べた。
さらに王部長は、経済貿易、新疆維吾爾(ウイグル)自治區(qū)の問題、香港地區(qū)の問題、臺灣地區(qū)の問題、中國はどのようにその実力を運用すべきか、中國の政治體制、重要な國際問題と地域問題について、交流の中で寄せられた質問に答え、中國の原則的立場を踏み込んで詳しく説明した。(編集KS)
「人民網日本語版」2021年4月25日