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太ってる人は寒さに強いって本當?

人民網日本語版 2020年11月17日15:55

ますます寒さが厳しくなり、冬の裝いに切り替える人も増えてきている。このシーズンになると瘦せている人は、「太っている人は、『自前』の服を一枚著ているから、寒くなくて羨ましい」と感じているかもしれない。科普中國が報じた。

こうした狀況下において、太っている人はなかなか難しい立場に立たされる。薄著をしていると、周りから、「太っている人は寒くないっていうのは本當なんだ」と言われるし、厚著をしていると、「太っているのに寒いの?もしかして太っているんじゃなくて、むくんでいるだけだとか?」と言われてしまうからだ。

太っている人も実は寒い

周知の通り、ヒトは恒溫動物で、體熱産生と放散を自ら調整している。そのため、體溫を保つためには熱を自分で産生させなければならない。

體內で、熱を最も多く産生しているのは筋肉で、脂肪はエネルギーを蓄える働きがある。また、「褐色脂肪細胞」は脂肪を分解して熱を発生させる働きがある。しかし、太っている人の脂肪のほとんどは白色脂肪細胞で、熱を発生させることはない。また、脂肪細胞のミトコンドリアは、筋肉細胞のミトコンドリアより少ないため、筋肉が少なくて太っている人は、普通の人より寒がりとなる。

また、ミトコンドリアをあまく見てはいけない。ミトコンドリアにも熱を産生する働きがあるからだ。細胞の有酸素性エネルギー代謝はミトコンドリア內で行われる。燃料となる體內の炭水化物や脂肪、タンパク質を見つけると、ミトコンドリアは火のようにそれを燃焼し、エネルギーを生成する。

そのため、太っている人は脂肪が多く、それが「保溫」の働きをするものの、熱を産生させることはない。寒い日は、太っていても、瘦せていても、同じように厚著する必要があるということだ。(編集KN)

「人民網日本語版」2020年11月17日

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