世界初の北斗衛(wèi)星ナビゲーションシステムを採用して自動(dòng)運(yùn)転など諸機(jī)能を?qū)g現(xiàn)したスマート高速鉄道——京張高速鉄道(北京-張家口)が30日、正式に開通した。
スマート版「復(fù)興號(hào)」が北京-張家口を1時(shí)間で結(jié)ぶ
12月30日には京張高速鉄道の開通と同時(shí)に、崇禮鉄道(下花園北駅-崇禮區(qū)太子城駅)、大張高速鉄道(大同-張家口)、呼張高速鉄道(呼和浩特-張家口)も稼働した。こうした鉄道により華北地域の移動(dòng)時(shí)間が急速に縮まった。
張家口駅から北京北駅までの所要時(shí)間は、3時(shí)間7分だったのが最速で約1時(shí)間に短縮された。呼和浩特駅から北京清河駅までは9時(shí)間15分だったのが最速で2時(shí)間9分に、大同駅から北京清河駅までは最速で1時(shí)間42分に短縮された。
速度が驚異的なばかりでなく、京張高速鉄道は「賢い」高速鉄道でもあり、世界で初めて北斗衛(wèi)星ナビシステムを採用して自動(dòng)運(yùn)転などの機(jī)能を?qū)g現(xiàn)したスマート高速鉄道でもある。
中國(guó)國(guó)家鉄路集団有限公司高速列車制御システムプロジェクトのチーフエンジニア莫志松氏は、「時(shí)間になったら自動(dòng)的に運(yùn)転をスタートし、運(yùn)行區(qū)間を自動(dòng)走行し、駅に著けば自動(dòng)的に停車し、停車すると自動(dòng)的にドアが開く……復(fù)興號(hào)は時(shí)速350キロメートルで運(yùn)転していても1回の制動(dòng)操作で停車し、停止位置の誤差は10センチメートル以內(nèi)で、約15%の省エネを達(dá)成した」と述べた。
京張高速鉄道は「復(fù)興號(hào)」CR400BF型車両をベースに、先頭部分の設(shè)計(jì)に改良を加え、スマートモジュールを増やし、列車の抵抗力を10%前後低下させ、エネルギー消費(fèi)量を8%削減し、各種性能がより向上したという。
京張高速鉄道は「最強(qiáng)の頭脳」でスマート運(yùn)行を?qū)g現(xiàn)した。スマートが特徴の京張高速鉄道は北斗ナビシステムと連動(dòng)、自動(dòng)運(yùn)転を?qū)g現(xiàn)した。中國(guó)鉄道科學(xué)研究院機(jī)関車車両研究所の張波研究員の説明によれば、「運(yùn)転室には今まで通り運(yùn)転手がいるので、旅客は心配しなくていい。運(yùn)転手の職能が変わっただけだ。これまでの高速鉄道の運(yùn)転手は運(yùn)転に最も精力を傾けていたが、スマート高速鉄道では、精力は故障時(shí)の応急措置に最も注がれることになる。こういうわけで運(yùn)転手の労働強(qiáng)度は大幅に低下した」という。
京張高速鉄道は「最強(qiáng)のエンジン」で勾配運(yùn)行時(shí)の緊急対応を保障する。京張高速鉄道の八達(dá)嶺區(qū)間の勾配は33‰に達(dá)し、改良後の「復(fù)興號(hào)」なら動(dòng)力が半分に減っても、スムーズに坂道を上ることができる。列車走行時(shí)に車両底部にあるバッテリーに充電し、パンタグラフが故障して一時(shí)的に電流が切斷された狀態(tài)になると、バッテリーが最寄り駅までの走行を保障する。また車體に設(shè)置された數(shù)千個(gè)のモーションセンサーがリアルタイムで「復(fù)興號(hào)」を「診斷」し、得られたデータはさながら列車の「健康データ」で、運(yùn)営メンテナンス部門が「健康狀態(tài)」を隨時(shí)に把握して、故障に対する予測(cè)や警告を行えるよう保障する。
京張高速鉄道は「最強(qiáng)の內(nèi)裝」で旅客の乗車體験を改善した。スマート版「復(fù)興號(hào)」の車両外側(cè)の電子パネルには座席の表示が加えられ、旅客は乗車する前に自分の座席がどのドアに一番近いかがわかるようになった。車両內(nèi)側(cè)の自動(dòng)照明調(diào)節(jié)システムは外の太陽光の強(qiáng)度に基づいて、光線を自動(dòng)的に調(diào)整する。振動(dòng)と騒音を抑える技術(shù)がさらに向上し、車內(nèi)の騒音はさらに1デシベル低下した。五輪バージョンの「復(fù)興號(hào)」の車內(nèi)には、メディア用車両、バリアフリー車両、ドーピングサンプル置き場(chǎng)、スキー板置き場(chǎng)があり、冬季五輪と冬季パラリンピックの選手をはじめとするさまざまな旅客に便利な移動(dòng)手段を提供する。
世界で最も深い場(chǎng)所にある高速鉄道駅を體験 北京北駅から八達(dá)嶺長(zhǎng)城までわずか34分
八達(dá)嶺長(zhǎng)城(萬里の長(zhǎng)城)中核エリアの地下102メートルのところに、世界で最も深い場(chǎng)所にある高速鉄道駅の京張高速鉄道八達(dá)嶺長(zhǎng)城駅がある。
中鉄五局集団有限公司京張高速鉄道三標(biāo)プロジェクトの蔣思マネージャーは、「八達(dá)嶺頂上駅は今の中國(guó)で最も複雑な掘削工事によるトンネル群にある鉄道駅で、施工斷面は88種類もある。施工は複雑だが、旅客の出入りは非常は便利で、出口と入り口は完全に分離されている。出入りを便利にするため、駅には100メートルのエスカレーターがあり、高さは42メートルで、住宅なら15階分に相當(dāng)する。國(guó)內(nèi)最長(zhǎng)の高速エスカレーターでもあり、同時(shí)に400人を運(yùn)ぶことができ、乗っている時(shí)間は約3分間だ」と説明した。
最長(zhǎng)の高速エスカレーターの橫には障害者や大きな荷物を抱えた人のためにバリアフリーのはしご段と242段の階段がある。體を鍛えたい人は、長(zhǎng)城に登る前に階段でウォーミングアップできる。出口から八達(dá)嶺長(zhǎng)城観光エリアのチケット売り場(chǎng)までは、徒歩わずか5分だ。
八達(dá)嶺長(zhǎng)城駅の艾紅帥駅長(zhǎng)は、「観光客から乗車券価格の問合せが多く、これから長(zhǎng)城観光はもっと便利になる。北京中心部から大型バスで八達(dá)嶺長(zhǎng)城観光エリアまで來ると2-3時(shí)間かかり、霍営駅から都市郊外鉄道S2線に乗っても70分以上かかるが、京張高速鉄道なら34分しかかからない。30分もすれば長(zhǎng)城に登れるようになるので、春が來たら観光客の長(zhǎng)い列ができるだろう」と述べた。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2019年12月31日