國際的な科學(xué)誌「ネイチャー」が北京時間28日未明、中國科學(xué)院國家天文臺の劉継峰氏、張昊彤氏の研究チームによる重大発見を発表した。新華網(wǎng)が伝えた。

中國が獨自開発した國家重大科學(xué)技術(shù)基礎(chǔ)施設(shè)「郭守敬望遠鏡（LAMOST）」を利用し、研究チームは質(zhì)量最大の恒星ブラックホールを発見したとともに、LAMOSTのサーベイの優(yōu)位性を利用したブラックホール発見の新たな方法を提供した。この太陽の70倍の質(zhì)量を持つブラックホールは、理論?予想上の質(zhì)量の上限を遙かに上回り、人々の恒星ブラックホールの形成に対する認識を覆した。これは、恒星の変化とブラックホールの形成理論の革新を促す可能性がある。

2016年秋より、國家天文臺が率いる研究チームはLAMOSTを利用し連星のテーマ研究を展開し、2年をかけ小範囲內(nèi)の3000個以上の恒星を観測した。その結(jié)果、X線放射が穏やかな連星システム（LB-1）において、太陽の8倍の質(zhì)量を持つ青い恒星が、「目に見えない天體」をめぐり周期的な運動をしていることが分かった。通常とは異なるスペクトルの特徴から、この「目に見えない天體」はブラックホールである可能性が極めて高いことが分かる。研究者は直ちに「確認」を行った。彼らはスペインの10.4メートル口徑のカナリア大天體望遠鏡、米國の10メートル口徑のケック望遠鏡により、LB-1のスペクトルの性質(zhì)をさらに確認したことで、ブラックホールの質(zhì)量が太陽の約70倍であると算出した。

2年にわたる観測期間において、LAMOSTは同研究のため26回の観測を行った。累計露出時間は約40時間。劉氏によると、一般的な4メートル口徑の望遠鏡でこのようなブラックホールを探す場合、同じ確率であれば40年の時間がかかる。これはLAMOSTの非常に高い観測効率を十分に示している。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2019年11月29日