世界経済は今まさに低迷時期にあり、中米経済貿(mào)易摩擦が1年以上にわたってもたらした不確定性はすでに世界経済を覆う一片の愁いの雲(yún)となっている。大國間のいかなる深刻な戦略的判斷のミスも、その衝突や対抗を「予言の自己成就(何らかの予期が単なる思い込みでも、意識的または非意識的にその予期を?qū)g現(xiàn)するような行動をとることにより現(xiàn)実になること)」にすることができる可能性があるからだ。國際社會はおしなべて中米雙方の意思疎通を歓迎しており、互いに障害を設(shè)けるのではなく、善意を示し、摩擦をエスカレートさせることを望んでいない。これもまた、新たな中米閣僚級経済貿(mào)易協(xié)議が発信する積極的な情報が、中米両國の市場を活気づけただけでなく、世界全體の市場の様々な指標(biāo)にも好反応をもたらした理由だ。國際世論は、「この中米両國の15ヶ月間にも及ぶ関稅バトルが解決に向けて大きな一歩を踏み出したことは、世界経済にホッと一息つかせるチャンスを與え、金融市場を鎮(zhèn)靜化させる期待を抱かせている」と評価している。
協(xié)力は中米両國にとって唯一の正しい選択であり、ウィンウィンこそがより素晴らしい未來に通じる道だ。中米雙方は両國の関係が正しい軌道に沿って前向きに発展することを確実にするため、あらゆる努力を盡くすべきだ。現(xiàn)在、人々は中米両國首脳のアルゼンチン?ブエノスアイレスと日本?大阪における首脳會談での共通認(rèn)識により重要な意義を感じている。「雙方は互恵互利を基礎(chǔ)に協(xié)力をさらに展開していき、溝を管理?コントロールして、共に協(xié)調(diào)、協(xié)力、安定を基調(diào)とした中米関係を推し進(jìn)めていくことで一致」や「両國首脳は、新たな関稅の徴収を停止し、両國の経済貿(mào)易チームに協(xié)議を迅速に進(jìn)めるように指示し、あらゆる関稅の徴収を解除する方向に向けて、互恵?ウィンウィンの具體的な合意に達(dá)する共通認(rèn)識に至った」、「両國首脳は平等と相互尊重を基礎(chǔ)に、経済貿(mào)易協(xié)議を再開することに合意した。米國側(cè)は中國製品に対して新たな関稅を加えない」といったような共通認(rèn)識は萬金に値し、中米雙方は向かい合って進(jìn)むことを當(dāng)然の如く堅持し、両國首脳は確定した原則と方向に基づいて、平等と相互尊重を基礎(chǔ)に、互いに関心を抱く問題を適切に解決し、両國の経済貿(mào)易を健全で安定した前向きな発展に推し進(jìn)め、両國と世界の人々の福祉を増進(jìn)させ続けなければならない。(編集TG)
「人民網(wǎng)日本語版」2019年10月14日