「中國(guó)要素」で観光客を呼び込む
中國(guó)人観光客のこのような変化を、日本では外務(wù)省から都道府県まで深く感じている。そこで「中國(guó)要素」を積極的に探して、中國(guó)人観光客との距離を縮めようとしている。
東京の池袋からJRに乗って20分の東村山市は、宮崎駿監(jiān)督のアニメ名作「となりのトトロ」を活用して中國(guó)の若い人々を呼び込もうとしている。
東村山市の渡部尚市長(zhǎng)は、「『スラムダンク』が鎌倉(cāng)人気に火をつけたことは有名だ。もっとたくさんの中國(guó)人に東村山に來(lái)て欲しい。ここは『トトロ』の舞臺(tái)だから」と話した。東村山市は宮崎監(jiān)督と夫人が暮らしている埼玉県所沢市の隣にある。
宮崎監(jiān)督は「トトロ」を創(chuàng)作するにあたり、所沢市から東村山市まで連綿と続く狹山丘陵にインスピレーションを得たという。今年4月、東村山市はフォロワー數(shù)が400萬(wàn)人に達(dá)する中國(guó)のネット有名人を同市に招き、ライブ配信方式で「トトロ」に描かれた世界の実際の情景を中國(guó)人観光客に紹介してもらった。渡部市長(zhǎng)は、「『トトロ』のモデル地は中國(guó)人観光客を一瞬にして宮崎駿ワールドに連れて行き、たくさんの思い出を呼び起こすだろう」と述べた。
日本北西部の新潟県は、川端康成の「雪國(guó)」の舞臺(tái)として中國(guó)人観光客によく知られるほか、今では錦鯉によって中國(guó)人観光客との距離を縮めている。新潟は錦鯉の発祥地であり、主要な養(yǎng)殖地域であり、同県小千谷市は日本の「錦鯉の里」だ。
新潟県の関係部門(mén)責(zé)任者は中國(guó)で錦鯉が人気と知り、「日本の錦鯉文化をめぐってさまざまな努力を重ね、鯉たちが中國(guó)人観光客に幸運(yùn)を運(yùn)んでくれることを願(yuàn)う」と述べた。