「ワンパンマン」のデザインされた求人募集Tシャツを著た方源さん(寫真著作権は東方ICが所有のため転載禁止)。 |
浙江省杭州市で服飾関係のビジネスをしている方源さんは、15日の6時前には、クリエイティブな才能を発揮する場所として淘寶(タオバオ)が仕掛けるイベント「淘寶造物節」會場に到著していた。彼に「同行」したのは、漫畫キャラクターの「ワンパンマン」と2臺のスーパーカー。彼はイベントに便乗する形で、優秀なデザイナー1人を募集したいと考えた。なんとその年俸は100萬元(約1528萬円)だという。
ところが、求人チラシをデザインした擔當者は、募集條件に「ハゲ優先」と書き加えるイタズラを決行。なぜなら方源さんは、今人気のハゲのスーパーヒーローであるアニメキャラ「ワンパンマン」のコアなファンだったからだ。社員の李さんによると、この自分よりも數歳だけ年上の「80後(1980年代生まれ)」である社長の方源さんは、暇さえあれば社員たちに「ワンパンマン」を読むように勧めるのだという。
「ワンパンマン」好きが高じた方源さんは先ごろ、アリババ?オリジナルデザイン?プロテクション?プラットフォームを通じて、同キャラクターの使用権を手に入れ、服のデザインに使用できるようになった。権利を手に入れたことで、今年のダブル11(11月11日のネット通販イベント)に「ワンパンマン」をテーマにしたパーカーを販売したいと考えている方源さんだが、ダブル11まで2ヶ月を切っているにも関わらず、若者や流行トレンドに敏感なデザイナーを雇うことができず、非常に焦っているのだという。
イベント會場に求人募集のTシャツを著て現れた方源さんは、同イベントは若者のトレンドの聖地であり、凄い人がたくさんいると聞いているので、意に適ったデザイナーを見つけることができるのではないかと期待していると語っていた。(編集TG)
「人民網日本語版」2019年9月19日