中國科學(xué)院空天信息研究院への16日の取材によると、同研究院はこのほど高分解能地球観測システム衛(wèi)星「高分5號」に搭載された多角度偏光検出器(DPC)により、世界初となる3.3キロメートル空間スケールの煙霧質(zhì)光學(xué)的厚さ(AODf)分布図を作製した。これは空間分解能が世界最高のAODfリモートセンシング観測データ集で、大気中の主要汚染成分(PM2.5)などの空間情報の取得に重要な基礎(chǔ)的製品を提供する??萍既請螭瑏护à?。
同研究院國家環(huán)境保護(hù)衛(wèi)星リモートセンシング重點実験室の李正強(qiáng)副室長によると、DPCは世界の大気汚染狀況のスピーディーな観測に空間リモートセンシング観測データを提供することができ、得られた煙霧質(zhì)データはPM2.5の分布?出処?成分?伝送情報などの観測に用いることができる。世界的に見ると、DPCによるAODf高水準(zhǔn)エリアは、世界の大気汚染重點エリアの空間的分布と一致する。低水準(zhǔn)なのは、北米、歐州、豪州など大気がきれいな地域が中心となっている。
比較的長いスパン(2011?18年)にわたる世界重點地域のAODfを比較対照すると、中國東部地域の汚染の程度が2011年のピークと比べ大幅に改善されていることが分かる。特に東南沿海地域での低下が顕著だ。しかし一方で、中國北方地域の煙霧質(zhì)の濃度が依然として高く、さらなる抑制?改善が待たれる。それと比べると、世界のもう一つの重點汚染地域であるインドは、汚染拡大の顕著な流れを呈している。工業(yè)?農(nóng)業(yè)排水の拡大といった人為的な活動の激化を反映している。
また検証結(jié)果によると、衛(wèi)星リモートセンシングのAODfとPM2.5の濃度には高い相関性がある。偏光検出器がPM2.5の定量的推定で高い潛在力を持つことが分かる。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2019年4月17日