中國のモバイルビッグデータプラットフォーム?QuestMobileがこのほど発表した最新の「ウーマノミクス」洞察報告によると、今年1月の時點で、女性ユーザーが利用するアプリは一人當たり21種類で、モバイルインターネットユーザーの平均水準を上回っていた。利用するアプリのジャンルは主にショート動畫、EC、SNSの3種類だった。中國新聞網が伝えた。
70後(1970年代生まれ)と80後(80年代生まれ)の女性に最も人気のアプリは、ソーシャルECプラットフォームの■多多(■はてへんに并)だ。報告は、女性は買い物する際、特に細かく計算するため、■多多の共同購入型のスタイルが女性に人気となっていると分析している。
報告によると、女性ネットユーザーの平均使用時間は前年同期比で14.1%増となり、90後(90年代生まれ)の女性の使用時間が最も長く、00後(2000年以降生まれ)の増加幅が最も大きい。90後のユーザーの使用時間は0.6%減だったものの、1ヶ月當たりの使用時間は137時間と、他の年代を大きく突き放している。使用時間は、80後が122時間、70後が107時間だった。
今年1月の時點で、女性ユーザーが利用するアプリは一人當たり21種類で、モバイルインターネットの平均水準を上回っていた。最近の関連の統計によると、モバイルインターネットユーザーが利用しているアプリは一人當たり19種類だった。
21種類のアプリのジャンルは主にショート動畫、SNS、ECなどで、女性のモバイルインターネット行為をほぼカバーしている。利用するアプリの數を年代別に見ると、90後の女性が最も多く、一人當たり24種類以上、00後がその後に続き、22種類となっている。
報告は、「女性は買い物意欲が非常に強く、自己啓発や子供の教育に対する関心も非常に高い。EC、K12業界の浸透率も明らかに上昇している」としている。
今年1月の時點で、00後の女性ユーザーのEC浸透率は69.1%、90後の女性は89.5%で、80後の女性は99.4%と最高だった。
■多多、今日頭條、新浪微博(ウェイボー)、美顔相機(BeautyCam)、及び各種ショート動畫アプリなど、女性が最もよく利用しているアプリ約20種類のうち、70後と80後の女性に最も人気のアプリは■多多で、3240萬人が利用している。ターゲットグループインデックス(TGI)は80.5%と、各種ショート動畫アプリを上回っている。
その點、報告は「70後の女性は40代になっており、一定の経済的、時間的余裕がある。80 後の女性は、女性、妻、母親などたくさんの役割を擔うと同時に、家庭の購入決定権を握っている。■多多の共同購入型のスタイルを利用して、多くの女性が日常生活用品を購入している」と分析している。
女性ユーザーの買い物において、「コストパフォーマンス」と「理性」が新たなキーワードとなっている。70後、80後の女性が一層理性的に買い物をしているほか、90後の女性は一層緻密な計算をするようになっており、商品価格比較アプリやクーポンアプリなどの浸透率が際立っており、他の年代を上回っている。(編集KN)
「人民網日本語版」2019年3月29日