今年は中日平和友好條約締結(jié)40周年にあたり、中日関係は過(guò)去を受け継ぎ、未來(lái)を切り開(kāi)く重要な節(jié)目にある。両國(guó)の指導(dǎo)者が達(dá)成した重要な共通認(rèn)識(shí)が中日関係を正しい軌道に乗せ、改善発展の重要なチャンスに向き合わせようとしている。両國(guó)は経済の相互補(bǔ)完性の強(qiáng)さという優(yōu)位性を発揮させることができ、両國(guó)の経済貿(mào)易協(xié)力を引き続き推進(jìn)するほか、第三國(guó)市場(chǎng)協(xié)力を秩序よく推進(jìn)することも可能だ。「経済參考報(bào)」が伝えた。

2015年6月、中國(guó)はフランス政府との間で「中國(guó)?フランスの第三國(guó)市場(chǎng)協(xié)力に関する共同聲明」を発表し、「第三國(guó)市場(chǎng)協(xié)力」という概念を初めて打ち出した。これは國(guó)際協(xié)力の新しいモデルであり、中國(guó)に優(yōu)位性がある生産能力、先進(jìn)國(guó)の先進(jìn)的技術(shù)、広大な発展途上國(guó)の発展ニーズを効果的にマッチングし、1＋1＋1が3以上の効果を上げるようにするものだ。

中日両國(guó)の第三國(guó)市場(chǎng)協(xié)力では他國(guó)との協(xié)力経験を參考にすることができる。ここ2年ほどの間に、中國(guó)は関係國(guó)との第三國(guó)市場(chǎng)協(xié)力の展開(kāi)で良好なスタートを切ってきた。現(xiàn)在、中國(guó)はフランス、韓國(guó)、ドイツ、英國(guó)、カナダ、シンガポール、ベルギー、ポルトガルなど10ヶ國(guó)以上の先進(jìn)國(guó)と第三國(guó)市場(chǎng)協(xié)力で共通認(rèn)識(shí)に達(dá)し、インフラ、エネルギー、環(huán)境保護(hù)、金融など優(yōu)位性によって補(bǔ)い合える分野でメカニズム化された協(xié)力を展開(kāi)し、一連の重大プロジェクトで実務(wù)的な成果を達(dá)成した。これまでに積み上げてきた経験を土臺(tái)に、中日雙方の第三國(guó)市場(chǎng)協(xié)力はより自信に満ちたものになるとみられる。

中日両國(guó)の第三國(guó)市場(chǎng)協(xié)力はすでに重要な共通認(rèn)識(shí)に達(dá)している。模索の時(shí)期を経て、今年5月に雙方は「中日の第三國(guó)市場(chǎng)協(xié)力に関する覚書」に調(diào)印し、両國(guó)の第三國(guó)市場(chǎng)協(xié)力を強(qiáng)化し、中日経済ハイレベル対話メカニズムの下で部門の垣根を越えた「中日第三國(guó)市場(chǎng)協(xié)力作業(yè)推進(jìn)メカニズム」を設(shè)立した。9月25日には、中日第三國(guó)市場(chǎng)協(xié)力作業(yè)メカニズム第1回會(huì)議が北京で行われ、両國(guó)の第三國(guó)市場(chǎng)協(xié)力の展開(kāi)は良好なスタートを切った。日本の安倍晉三首相の中國(guó)訪問(wèn)期間中にも、両國(guó)は第三國(guó)市場(chǎng)協(xié)力フォーラムを開(kāi)催した。

中日両國(guó)の第三國(guó)市場(chǎng)協(xié)力は地域経済と世界経済の繁栄を推進(jìn)する上でプラスになる。30年以上もの高度成長(zhǎng)期を経て、中國(guó)は今やグローバル産業(yè)チェーンの中核にいるが、多くの産業(yè)分野では技術(shù)水準(zhǔn)のさらなる向上が待たれる。日本は先進(jìn)國(guó)であり、先進(jìn)設(shè)備とコア技術(shù)を保持しているが、産業(yè)空洞化や海外市場(chǎng)のニーズ不足といった要因に制約される。発展途上國(guó)の多くは工業(yè)化の初期段階にあり、インフラニーズと工業(yè)発展のニーズが非常に旺盛だが、技術(shù)と資金が足りない。中日両國(guó)が第三國(guó)市場(chǎng)協(xié)力を展開(kāi)することで、発展途上國(guó)がよりコストパフォーマンスの高い設(shè)備と工業(yè)生産ラインを獲得するのを支援し、技術(shù)と管理職の育成を推進(jìn)し、こうした國(guó)々の発展ニーズを満たし、自國(guó)の経済社會(huì)の発展水準(zhǔn)も引き上げることが可能になる。中日両國(guó)にとっては、摩擦による損失を軽減し、各自の優(yōu)位性を発揮し、協(xié)力の利益を共有することにもなる。