9月7日未明、THAAD発射臺4基が韓國?星州基地に搬入された。韓國國防省は同日、THAADシステムの暫定計畫に基づく配備完了を発表したうえ、「朝鮮の脅威」に対処するための緊急措置だとした。中國側(cè)は、中國など地域の國々の安全保障上の利益と懸念を重視し、直ちに配備を停止するよう米韓に促し、すでに韓國側(cè)に厳正な申し入れを行った。(文:華益聲?國際問題専門家。人民日報海外版コラム「望海樓」掲載)
中國は一貫して朝鮮半島非核化の目標(biāo)を揺るがず後押しし、朝鮮による核?ミサイル開発に反対している。中國の支持の下、國連安保理は対朝決議を複數(shù)採択した。中國は決議を全面的、真剣かつ厳格に履行している。中朝貿(mào)易額は2年続けて減少。特に今年2月に朝鮮からの石炭輸入を停止して以降、朝鮮からの輸入は4月に前年同期比41%減、5月に同32%減となった。
制裁?圧力は問題解決の鍵の半分に過ぎず、殘りの半分は対話?交渉だ。両者を合わせて1つにして初めて、朝鮮半島核問題の錠を真に開けることができる。THAADの韓國配備は朝鮮半島核問題の真の解決にならず、韓國にとって安全保障上の脅威を減らす助けにならず、朝鮮半島の平和?安定の助けにもならないということが肝要な點だ。韓國の背後にいる米國は、「朝鮮の脅威」をしきりに口にするが、実際には朝鮮半島情勢の緊張を利用して戦略上の目的を達成しようとしているのだ。
同盟國を「安心」させる。トランプ大統(tǒng)領(lǐng)は防衛(wèi)費の問題で度々同盟國を非難している。たとえば韓國には「義務(wù)の負擔(dān)」を要求し、韓國側(cè)がさらに多くの軍事費を負擔(dān)しない場合の在韓米軍撤退の可能性をほのめかしてすらいる。韓國は米國のアジア太平洋戦略の行方を憂い、米國が同盟體制を弱め、同盟國に対する安全保障上のコミットメントを後退させることを懸念している。米國はアジア太平洋の同盟國の離反傾向を前に、朝鮮半島情勢を重要なツールとし始めた。1つには、朝鮮の核の「脅威」を誇張して、米國の周りに集まり保護を求めるよう同盟國を促している。もう1つには、保護者の姿勢を見せて、強硬な言葉で朝鮮を非難し、同盟國に対する安全保障上のコミットメントを絶えず再確認し、THAAD配備などによって同盟國を「安心」させている。
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