このほど、ある攜帯電話メーカーが北京故宮文化伝播有限公司と協力して開発した限定版の攜帯電話を発表した。ボディには縁起の良い「団龍」や「祥雲(瑞雲)」などの伝統的な図案が描かれており、その値段は19999元(約34萬円)。全世界999臺の數量限定で、2017年1月末に発売予定だ。しかしこれまで故宮が打ち出してきたその文化を基礎にイノベーションを実現した商品のような圧倒的な好評を集めることはできず、「故宮攜帯」は匠の精神を利用して注目を集めようとしているだけなのではないかと疑問を抱くネットユーザーも多い。北京青年報が伝えた。
今回の異業種コラボによる攜帯商品の発売に対し異議を唱える人々も多いが、故宮博物院の王亜民常務副院長は過去の取材で「今回の協力が、中國伝統文化と『中國智造(スマート?マニュファクチャリング?イン?チャイナ、中國のスマート製造)』の新たな橋渡しとなり、故宮文化とIT産業を融合させることによる発展が期待される」と話していた。(編集TK)
「人民網日本語版」2016年12月23日
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