北京の人気観光地?故宮は600歳になるものの、最近ではクリエイティブグッズを発売し、かわいい人形の売り上げが1年で10億元(約170億円)に達したり、あまり注目されることのない銅の水がめがSNSの動くスタンプになったり、住みついているネコがマナー呼び掛けに起用されてネット上で大人気になったりと、「若返り」を続け、一層オシャレになり、テクノロジー化も進んでいる。故宮は近年、老化するどころか、逆に若さがあふれ、溫かい雰囲気で、若者の間で人気になっている。北京晨報が報じた。
このほど開催された「NEXT IDEAテンセントイノベーションアワード」で、故宮の要素を取り入れて作成されたSNSスタンプが注目を集めた。スマホで、展示エリアにある南唐の大官?韓熙載の夜宴を描いた「韓熙載夜宴図(かんきさいやえんず)」や銅製容器の畫像をスキャンすると、動くSNSスタンプがスマホの畫面に表示された。騰訊(テンセント)の擔當者によると、これら故宮の要素をテーマにしたチャットアプリ?QQのスタンプは登場から1ヶ月も経たないうちに、使用回數が4000萬回近くに達したという。
定番の宮女や皇帝のほか、黃色い銅の水がめも來場者の注目を集めていた。故宮博物院の婁■(=王へんに韋)副院長は、「この水がめの學名は『門海』で、これに消火用の水が貯めていたものだ。ただ、壯大で輝かしい宮殿や故宮の他の貴重な文化財と比べると、銅の水がめはあまり目立たず、ほとんど注目されることはない。そこで、若者に歴史ある文化財一つ一つに注目してもらい、これも故宮の一部であることを知ってもらうために、銅の水がめにデザイン特別賞を授與した」と話した。 (編集KN)
「人民網日本語版」2016年12月15日
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