統計データによると、中國では、過酷な労働を強いられるストレスによって過労死に至る人が年間60萬人に達し、中國はいまや世界で最大の「過労死」國家となった。長時間におよぶ殘業が、「過労死」の主な原因となっている。ラジオ中國之聲「全國新聞聯播」の報道を引用して中國放送網が伝えた。
統計資料によると、中國で「過労死」の脅威にさらされている人は、すでに肉體労働者から頭脳労働者にシフトしており、かつ、若年化の傾向を呈している。また、過労死はIT業界特有の現象ではなく、広告?メディア?醫療?金融など各業界にも「魔の手」が及んでいる。
醫學的に解明すると「過労死」は、労働時間が長く、業務內容が重く、多大な心理的ストレスが加わり、精魂共に盡き果てた「半健康狀態」にまで至り、そのような問題が改善されない狀態が長期間続き、ある日突然身體に潛んでいた病気が発癥して急激に悪化し、治療が間に合わず生命に危害が及び死に至ることを意味する。
浙江新華病院の黃抒偉?副院長は、「過度なキツイ労働が積み重なることで、體內で內分泌(ホルモン)の一部のバランスが崩れる。特に、交感神経の興奮狀態が長時間続くと、心拍のリズムが亂れる。これによって起こるのがいわゆる心臓発作で、突然死の主な原因だ。疲労の蓄積の自覚癥狀は人によって異なるが、精神的に落ち込む、注意力が散漫になる、怒りっぽくなるなどがその例だ」と指摘した。
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