ICR社のジェレミー取締役社長は、「大陸部市場で時価総額の上位に並ぶのは多くが各分野のトップ企業ばかりで、同じ業界のほかの企業は利益を上げることが難しい狀態だ」と話す。
またPwC中國資本市場?會計コンサルティングサービス分野のパートナーのローラ?バトラーさんは、「取引の監督管理機関は投資家の保護を中核的な使命ととらえてはいるが、一部の海外取引機関(たとえば米國証券取引委員會など)のやり方は企業が意義のある透明性の高い情報公開を行うよう確保して、投資家が自己決定できるようにするというものだ。これは米國で上場することを考えている企業が自社の命運をよりよく把握することにつながる」と話す
こうした背景の下、中國企業の上層部は、時価総額は方針を決定する時に考慮する要因の一つにすぎないとの見方を示す。上場地點を決定し、上場を成功させる過程では、「株式取引の流動性」(64%)と「上場のスムースさ」(51.2%)も重要な検討要因だ。上場のスムースさという點では、回答企業の3分の1以上が、「最大の懸念は監督管理部門の審査認可にかかる時間だ」との見方を示した。その他の懸念要因としては、「上場のタイムテーブルがうまくいかなくなること」や「監督管理の環境の不確定性」などが挙げられた。
バンク?オブ?ニューヨーク?メロン預託証券部門の原剣■(あめかんむりに文)取締役社長は、「この結果には説得力があるし、私たちが市場で目にする狀況と一致する。上場プロセスの透明度と投資家の成熟度は中國企業が上場地點を決定する際の重要な要因だ」と話す。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年11月30日
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