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2016年9月29日  
 

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八達嶺長城地下に世界最大の高速鉄道駅を建設

人民網日本語版 2016年09月29日15:52

「地上はどこまでも波打つように続く燕山山脈と雄大?壯観な八達嶺長城だが、その地下には京張(北京―河北省張家口)高速鉄道八達嶺駅の建設が進められている。同駅は、地下最大深度102メートル、地下建設面積3萬6千平方メートルで、現時點では世界最大?最深の高速鉄道地下駅となる」と京張高速鉄道の建設擔當者は説明し、「2019年に京張高速鉄道が完成すると、北京北駅を出発した直行列車はわずか20分後に延慶に到著する。既存の北京市郊外鉄道S2號と渋滯の多い京蔵(北京―チベット)高速道路はいずれも、京張高速鉄道の誕生によって、その陰に隠れることになるだろう」と続けた。京華時報が報じた。

○「精密かつ正確なマイクロ爆破」技術によって文化財を保護

北京市住宅?都市農村建設委員會が組織した市民代表団が28日、冬季五輪関連インフラの一つである京張高速鉄道青龍駅?八達嶺長城駅を視察した。今年4月、京張高速鉄道の建設工事がスタートした。このうち八達嶺トンネルは全長12.01キロメートル、八達嶺長城の中心部分を貫通する。一帯には多くの國寶級の文化財があり、沿線には居庸関長城や水関長城などの國家級観光名所もある。トンネルの一部區間は、水関長城と並行する形で建設され、八達嶺長城の下を2度くぐり抜ける。うち1カ所は、石仏寺村の地下を通り、深さは最も淺い地點で10メートル。もう1カ所は、舊京張鉄道青龍橋駅の地下を通り、最も淺い部分の深さは4メートルしかない。

長城の地下にトンネルを建設することは、決して簡単なことではない。八達嶺トンネルは、2つの地質斷層帯を貫通しなければならず、施工リスクが極めて大きく、不注意による崩落の危険性はかなり高い。また、沿線の環境保護や文化財保護に対する條件はかなり厳しく、地表の高さを1ミリも下げないことが施工の條件となっている。


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