ファンの経済エネルギーはどれほど大きいのだろう?阿里巴巴(アリババ)の靖捷?副総裁は、「天貓の年間取引額は既に1兆元(約15億円)を超えている。2兆元に到達するには、『ファン経済』の力が必要。今年の『天貓6?18フォロワーカーニバルファン』の統計によると、フォロワーの平均購買力が、非フォロワーを約30%上回っていた。また、各ブランドのオンラインマーケティングによる、コンバージョンレートは、フォロワーが非フォロワーの5倍になっていた」と話す。
過熱する「ファン経済」とは一體どんなものなのだろう?中國社會科學院社會科學評価センターの荊林波センター長は、「ファン経済は決して神秘的な存在ではない。消費者の注意を引き、忠実なフォロワーになってもらい、商品やサービスの宣伝、購入に參加してもらうというのが『ファン経済』。従來のビジネスとなんの変りもない。ただ、モバイルインターネットが登場し、フォロワーの獲得が容易になり、フォロワーが急増。関係する分野も広くなり、宣伝にかかるコストも下がった。これらの現象は、従來のビジネスにはなかったこと」と説明している。
インターネット時代である今、アイドルを追っかけでなくとも、微博や微信の公式アカウント、ネットショップなどのフォロワーになるだけで、その「ファン」になることができるのだ。そのため、現在、ファン経済は多分野で人気となっている。
娯楽をビジネスにするアイドルファン経済の形式もさまざまだ。
アイドルファン経済というと、多くの人が2005年のオーディション番組「超級女聲(スーパーガール)」を連想するだろう。同番組では、それぞれが多くのファンを抱える李宇春や周筆暢、張■穎(■は靑に見)が登場。ファンらは、5角(約7円5銭)か1元(約15円)で、攜帯のショートメッセージを通して、これらアイドルに一票を投じることができた。
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