絶対的エースの存在
今回の體操男子団體決勝では5-3-3制が採用された。各代表チーム5人のうち3人が出場し、3人全員の得點が加算されるシステムで、技の高い成功率が求められた。中國チームは全ての種目を高レベルにこなすオールラウンダーの■書弟(■は登におおざと)が6種目に出場し、同じくオールラウンダーである林超攀が5種目に出場したが、それぞれ程度は異なるもののミスを犯した。
國際體操連盟はすでに、2020年東京五輪體操種目の一連の重大改革を進めており、その中には団體戦のチーム人數を5人から4人に減らし、4-3-3制にすることも含まれている。この新ルールにより、各チームのエースにかかる負擔が増すことになる。
日本代表チームはオールラウンダーの選手が多く、このような體操選抜システムには有利だ。內村航平、加藤凌平、田中佑典はみな世界體操競技選手権の個人総合でメダルを獲得しており、なかでも內村選手と加藤選手は大舞臺で経験を積んだ世界クラスの実力選手にまで成長している。
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