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2016年5月11日  
 

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外交部、米駆逐艦の南沙諸島近海不法進入に斷固反対

人民網日本語版 2016年05月11日14:38

外交部(外務省)の陸慷報道官は10日の定例記者會見で「米イージス駆逐艦『ローレンス』が中國の南沙(英語名スプラトリー)諸島の島?礁近海に不法進入したことに中國側は斷固として反対する。米側が『航行と上空飛行の自由』を旗印に南中國海で武力を誇示していることこそが、南中國海の平和と安定、航行と上空飛行の自由にとって最大の脅威だ」と述べた。

――米國は本日海軍の軍艦を派遣して中國の永暑(英語名ファイアリー?クロス)礁近くで「航行の自由」作戦を実施した。これについてコメントは。

米駆逐艦「ローレンス」は10日、中國政府の許可を得ずに、中國の南沙諸島の島?礁近海に不法進入した。中國の関係當局は法にのっとり米側艦艇に対して監視、追跡、警告措置を講じた。米軍艦の行為は中國の主権と安全保障上の利益を脅かし、島?礁の人員および施設の安全を脅かし、地域の平和と安定を損なった。中國側は米側のこの行為に斷固として反対する。われわれは引き続き必要な措置を講じて中國の主権と安全を守る。

南沙諸島及びその周辺海域に対して中國は爭う余地のない主権を有する。長年にわたり、中國と南中國海の沿岸國は協力を通じて共に努力し、地域の航行と上空飛行の自由を維持してきた。実際、各國による航行と上空飛行の自由の行使、各國船舶の南中國海地域での航行に障害や問題が生じたことはない。

米側は1979年の國連海洋法條約締結前にいわゆる「航行の自由」計畫を急いで打ち出した。これは軍事力によって新たな海洋秩序に挑戦し、これを挑発するものであり、當初から世界の多くの國々が斷固として反対してきた。米側がいまだに國連海洋法條約に加盟していないことも、事実上自國の利益を國際法の上に置くものだ。

米側が「航行と上空飛行の自由」を旗印に南中國海で武力を誇示し、軍用機?艦艇を派遣して中國の南沙諸島の島?礁近くの海空域に接近さらには進入させていることこそが、南中國海の平和と安定、航行と上空飛行の自由にとって最大の脅威だ。(編集NA)

「人民網日本語版」2016年5月11日

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