ほぼ毎年の全國(guó)両會(huì)(全國(guó)人民代表大會(huì)、全國(guó)政治協(xié)商會(huì)議)において、全人代代表、月探査プロジェクト第3期チーフデザイナーの胡浩氏は「有人月面著陸」について言及する。胡氏は今年、この話題を再び取り上げ、「中國(guó)人は必ず月面に著陸できる。やるならば、早い方がよい」と述べた。中國(guó)青年報(bào)が伝えた。
中國(guó)月探査プロジェクトの2020年までの內(nèi)容はいずれも無(wú)人探査で、「周回」「著陸」「帰還」の3ステップに分かれる。一般的には、このステップを踏まえた上で、有人月面著陸が可能になる。胡氏は、「我々はすでに一定の技術(shù)的基礎(chǔ)を持つ。月探査機(jī)の嫦娥1號(hào)、2號(hào)、3號(hào)、月探査プロジェクト第3期再突入?帰還飛行試験などの任務(wù)により、中國(guó)はすでに月面著陸、月探査、地球帰還という道を歩んでいる。嫦娥5號(hào)の任務(wù)が成功すれば、月から離陸し地球に帰還する道も切り開かれることになる」と述べた。
しかし胡氏は、「有人」という新たな要素が、多くの技術(shù)的課題をもたらすとしている。有人化により、宇宙船の規(guī)模が大きくなるため、ロケットの推力も強(qiáng)化しなければならない。これは中國(guó)の有人月面著陸が直面している、大きな技術(shù)的難題だ。胡氏は、「さらに重いものを打ち上げ、これを帰還させて初めて、宇宙飛行士を安全に送り出し、迎えることができるようになる」と話した。
2017年前後に初の月面サンプル?yún)Ъ?帰還を?qū)g施する嫦娥5號(hào)の重量は、嫦娥3號(hào)の2倍以上となる。中國(guó)は推力が最大の次世代ロケット「長(zhǎng)征5號(hào)」を開発した。これは嫦娥5號(hào)の任務(wù)を遂行し、未來(lái)の月面著陸に向け準(zhǔn)備を整えるためだ。
また月周回と異なり、有人月面著陸を?qū)g現(xiàn)するためには、宇宙飛行士の「生命保障システム」(食料、酸素、水の再生利用)が必要になる。胡氏は、「これには大きな問題がなく、今後の開発?試験で慣らしていけば良い。有人宇宙船『神舟5號(hào)』による有人宇宙飛行以降、中國(guó)の生命保障システムは成熟化している」と述べた。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2016年3月8日