中國で人気のおやつ「辣條(ラーティアオ)」がここ數日、再び噂の的となっている。英國放送協會(BBC)が制作したドキュメンタリー三部作「中國の新年(Chinese New Year)」で、春節(舊正月、今年は2月8日)を過ごす際の中國人の風俗?習慣が紹介されており、そこに「辣條」が登場したのだ。新華網が伝えた。
番組では、高齢の英國人2人が街頭で、スルメや鳳爪(鶏足先の醤油煮)などおやつ數點を買い求める場面があった。これらのおやつの中に「辣條」もあった。2人のうち1人が、辣條について、「最も人気があるおやつ」と紹介した。大勢のネットユーザーは、このシーンを観て居て立ってもいられなくなり、「辣條が一番人気のおやつだって?一體いつから、辣條が中國を代表するグルメになったというのだ?」とコメントを寄せた。
たとえ英國の老人が辣條を「最も人気のあるおやつ」と紹介したとしても、血相を変える必要はない。このBBCドキュメンタリーでは、辣條のほかにも、春節ならではの「代表」が紹介されていたが、それらについても、決して中國人が納得するものではなかった。たとえば彼らは、北京の某女性宅に招待され「年夜飯(舊暦大晦日に家族全員と集まって食べるご馳走)」を食べることになったが、手ぶらで行く訳にはいかず、お酒2本を持って行くことにした。番組にゲスト出演した専門家が紹介した4種類の酒はいずれも、価格が100元(約1700円)に屆かなかった。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年2月26日