蘭州大學(甘粛省)で中國語國際教育の修士課程に在籍している焦艷さんが、キルギスタン國際大學で中國語を教えて2カ月になる。焦さんは中國語教師としての任務を果たすだけでなく、切り絵細工や書道、太極拳、中國の歌などの文化を體験する授業を開催し、好評を博している。中國新聞網が報じた。
中國語國際化推進グループ弁公室の選抜により、今年8月末、蘭州大學の修士課程に在籍中の焦さんのほか、許丹さん、李貝貝さん、孔娟さんら7人が、ボランティアの中國語教師としてキルギスタンに派遣された。同大學の學生がキルギスタンの大學の教壇に立つのはこれが初めて。
李さんは取材に対して、「中國語の能力は、現地の學生の進學や就職に大きな影響を與えると深く感じる。中國に留學したり、良い仕事が見つかるようにと、この大學の學生は中國語を非常に真剣に學んでいる」と語る。
中央アジアに位置するキルギスタンは、中國の「1ベルト、1ロード」(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)構想の沿線にある。近年、中國とキルギスタンは良い関係を保っており、貿易も盛ん。多くの中國企業がキルギスタンに進出、投資している。
キルギスタンには現在、「孔子學院」3校と「孔子課堂」が數十か所あり、中國語を學べる所が主要都市にたくさんある。孔さんは派遣されたキルギスタン國立法律大學で、約60人の學生に中國語を教えている。同校では、期末テストの科目に中國語が盛り込まれ、単位も付けられる。「責任感が出るし、使命感も強くなる一方だ」と孔さん。