國連気候変動パリ會議(COP21)の開催を控え、気候変動問題が再び注目を集めている。英サウサンプトン大學の海洋?地球科學教授は研究者を率いて、気候変動に関する政府間パネルの最新の報告書に基づき、次のように予想した。世界で多くの危険エリアが確認されているが、そのうち多くの場所では世界の平均気溫が摂氏2度上昇した場合、海氷?海流?凍土?生物圏などに関わる重大気象事件が発生する可能性があるというのだ。北京日報が伝えた。
◆北極の海氷
夏に海水が凍らなくなる恐れも
北極の海氷は藍色の海面より高い反射率を持つ。海氷が高い水溫により溶けた場合、多くの海水が高い気溫にさらされることになる。これによって海洋がより多くの放射を吸収し、海氷の溶解を早める。多くの研究者は、最近の海氷の縮小と模型構築の研究において、今後10年、もしくはさらに短期間のうちに、夏の北極では海水が凍らなくなる可能性があると判斷した。
◆グリーンランドの氷床
數百年內に崩壊か
グリーンランドの氷床は地球溫暖化の影響を受けやすい。氷河の融解の縁が氷床の縁の高さを下回るため悪循環となり、氷床の融解が進む。研究者はグリーンランドの氷床は、數千年內ではなく數百年內に崩壊すると判斷した。