8日に開催された第2回北京月?深宇宙探査國際フォーラムで発表された情報によると、2017年頃に打上げ予定の月探査機「嫦娥5號」は、中國の宇宙事業開始以來の4つの「初」を実現しようとしている。嫦娥3號の予備機である嫦娥4號は、月の裏側への著陸と探査を実施する。新華社が伝えた。
中國科學院國家天文臺副臺長、中國月探査プロジェクト地上応用システムチーフデザイナーの李春來氏によると、嫦娥5號は初めて月面で自動サンプル収集を実現する。また初めて発射場が無い月面から離陸し、初めて高度40萬キロの月周回軌道で無人ドッキングを実施し、初めて第二宇宙速度に近い高速で地球に帰還する。嫦娥5號の発射場とロケットも最新のものとなる。
中國科學院月探査総體部副主任の鄒永廖氏によると、関連部門はこの1年以上に渡り、嫦娥4號の任務の論証を行い、月の裏側に著陸させるため準備を進めてきた。これが成功すれば、世界初の出來事となる。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年9月9日